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臓器提供の意思表示

記事ID:0010716 更新日:2021年8月13日更新 印刷ページ表示

臓器移植とは

臓器提供のきっかけ

 臓器移植とは、病気や事故によって臓器が機能しなくなった方に、他者の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。

 移植を受けた方は、生涯免疫抑制剤を飲み続けなければなりませんが、多くの方がスポーツをするなど活発な日常を送ることができます。

データで見る臓器移植

数字で見る臓器移植

  • 移植待機者約14,000人のうち、1年間で移植を受けられる人:2.0%
  • 家族の承諾だけで行われた脳死後の臓器提供:78.5%
  • 「死後に臓器を提供する」という家族の意思を尊重する人:87.4%
  • 臓器提供で1人が救うことが出来る最大の人数:11人
  • 臓器移植について家族と話し合ったことがある人:35.4%

 出典:公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク

臓器提供の意思表示

 たくさんの方が臓器提供に関する意思表示をしています。それは、自分が助ける側にも、助けられる側にもなり得るから。

 あなたも、意思表示しませんか?

意思表示の方法

意思表示方法

 臓器提供の意思を表示する方法はたくさんあります。臓器提供について本人の意思がわかると、家族の迷いや負担が減ります。

健康保険証裏面

運転免許証裏面

マイナンバーカード表面

意思表示カード裏面

※市役所健康福祉部健康増進係に配架しています。

臓器提供意思表示欄の記入方法

意思表示カード裏面

Step1 自分の意思を選択

 次の1から3いずれかから選択してください。どの意思も等しく尊重されます。

 1 私は、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植の為に臓器を提供します。

 2 私は、心臓が停止した死後に限り、移植の為に臓器を提供します。

 3 私は、臓器を提供しません。

Step2 提供したくない臓器を選択

 心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球のうち、提供したくない臓器があれば「×」をしてください。

Step3 特記欄への記入

 皮膚・心臓弁・血管・骨など臓器以外も提供したい方はその旨を、また、親族への優先提供の意思を表示したい方は「親族優先」と記入してください。

Step4 氏名などを記入

 記入した意思は、家族へ伝え、もしもの時に第三者が確認できるようにしてください。提出や郵送の必要はありません。家族署名欄がある場合は、家族から署名をもらうと良いでしょう。

意思はいつでも、何度でも変更できます。

 変更する場合は、二重線で見え消して書き直してください。また、意思は日本臓器移植ネットワークのホームページ<リンク>からも登録でき、内容を変更すると、その度に新しいカードが手元に届きます。

臓器提供の流れ

1 病院に入院

 意思を表示することに年齢の上限はなく、薬を服用されている方など、どなたでも表示できます。

2 医師からの選択肢提示or家族からの申し出

 病院で最善の救命治療を受けた結果、回復の見込みがない場合、医師が家族へ病状の説明と、臓器提供の機会があることを説明することがあります。

 また、家族が医師へ意思表示欄を提示することでも、本人の意思を伝えることが可能です。

3 臓器移植コーディネーターからの説明

4 家族の意思決定

 意思を表示することは、家族が意思決定をする際の迷いや負担を減らし、助けとなります。また、提供をしないという意志表示の場合、家族の決定にかかわらず提供されることはありません。

5 脳死判定(脳死後の提供時のみ)

6 移植を受ける患者の選択

7 臓器の摘出手術

 入院している病院で摘出手術(3~5時間)をした後、身体は家族のもとへ戻ります。傷口はきれいに縫い合わせて、外から見てもわからないようにします。その後は、通夜や葬式など大切な方々との時間を過ごしていただけます。

8 身体のお戻し

私たちにできること。

 臓器を提供する。移植を受ける。

 私たちはどちらの立場にもなる可能性があるから、

 一人ひとりが家族と話し、

 意思を表示することが大切です。

 臓器提供の意思は、Noでもいい。

 だから、表示してください。

 あなたの“今”を。

詳しくは以下のホームページをご覧ください。