本文
さばをひと口大にそぎ切りにする。
そぎ切りにしたさばに、こしょう、酒をふりかける。
魚焼きグリルで焼き色がつくまで焼く。
玉ねぎ、にんじん、ピーマンを千切りにし、耐熱皿に入れラップをかけ、600Wの電子レンジで1分程加熱する。
耐熱容器にAを混ぜ合わせ、電子レンジで40秒程加熱し、唐辛子を加える。
千切りにした玉ねぎ、にんじん、ピーマン、焼いたさばを加えて10分程おき、器に盛りつける。
一人分栄養価
エネルギー262kcal、食塩相当量1.2g
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が一定の基準よりも多い状態のことをいいます(以前は高脂血症ともいわれていました)。脂質異常症には高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症などがあります。
高LDLコレステロール血症 | LDLコレステロール値 | 140mg/dL以上 |
---|---|---|
境界域高LDLコレステロール血症 | LDLコレステロール値 | 120~139mg/dL |
低HDLコレステロール血症 | HDLコレステロール値 | 40mg/dL未満 |
高トリグリセライド血症 | トリグリセライド値 | 150mg/dL以上 |
高non-HDLコレステロール血症 | non-HDLコレステロール値 | 170mg/dL以上 |
境界域高non-HDLコレステロール血症 | non-HDLコレステロール値 | 150~169mg/dL |
日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2017年版より
食べすぎや飲みすぎなどによる慢性的なエネルギー過剰は、肝臓でのトリグリセライドやコレステロールの合成を促進します。特にアルコールの飲みすぎには注意しましょう。
標準体重を目標とし、体重計に毎日乗るようにしましょう。
【標準体重の求め方】
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
〈参考〉あなたのBMI(体格指数)は?
BMIが目標とするBMIの範囲を下回っていれば食事摂取量の不足、上回っていれば食事摂取量の過剰が考えられます。下記の計算式で計算してみましょう。
BMI(kg/平方メートル)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
年齢 | 目標とするBMI(kg/平方メートル) |
---|---|
18~49歳 | 18.5~24.9 |
50~64歳 | 20.0~24.9 |
65歳以上 | 21.5~24.9 |
肉類や乳製品、甘いお菓子などには脂質が多く含まれています。中でも、肉の脂身、バター、ラードなどに多く含まれる飽和脂肪酸の摂りすぎには特に注意が必要です。
ただし、同じ脂質でも魚に含まれているEPAやDHAといった不飽和脂肪酸はLDLコレステロールを減らす働きがあります。サバやサンマなどの青魚に多く含まれるので、積極的に食べるようにしましょう。
糖質も脂肪の材料になります。糖質を多く含む菓子類、清涼飲料水はやめましょう。また、果物に含まれる糖は体内に吸収されるのが早く、中性脂肪の合成を促進するため、食べすぎには注意が必要です。
大豆製品には、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあるといわれています。コレステロールが気になる方は、肉や卵よりも大豆製品を毎日の食事に取り入れてみましょう。
また、野菜やきのこ類、海藻類などに多く含まれる食物繊維には、コレステロールや中性脂肪の吸収を抑える働きがあります。現代の日本人は野菜の摂取量が不足しているので、積極的にとるよう心がけましょう。