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10月20日(月)、府中小学校の6年生による「ふるさとみやづ学」の学習発表会と、時の響き実行委員会によるミュージアムコンサート「音とことばの展覧会」が行われました。
📔第1部:子どもたちの探究心が光る学習発表会
第1部では、府中小学校の6年生が地域の歴史について調べ、学んだことを発表しました。
宮津市では、就学前から中学校までの10年間を見通した小中一貫教育を進めており、その中の取り組みのひとつが「ふるさとみやづ学」です。地域の豊かな資源を生かしながら、子どもたちが自分たちのふるさとについて学んでいます。(「ふるさとみやづ学」について)
府中小学校の6年生は、一学期を通して、自分たちの暮らす府中・日ケ谷・養老の地域について調べ、感じたことや疑問に思ったことを話し合ってきました。その中から、なんと約300もの「問い」が生まれたそうです。

発表会では、それぞれが興味をもった問いについて、自分の言葉で理由や調べたいこと、目標などをしっかり伝えてくれました。
この「一人一探究」の取り組みは、まだ始まったばかり。これから子どもたちがどんなふうに問いを深め、どんな発見につなげていくのか、とても楽しみです。
🎵第2部:ミュージアムコンサート「音とことばの展覧会」
第2部では、時の響き実行委員会によるミュージアムコンサートが行われました。
時の響き実行委員会は、お寺や町家といった歴史ある建物を舞台に、アートイベントを企画・開催している団体で、音楽やアートを通じて、人と地域をつなぐ活動を続けています。
今回のコンサートでは、フルートとピアノの演奏に、谷川俊太郎さんの詩の朗読が重なり、音とことばが織りなす心地よい時間が流れました。

最後には、宮津市歴史資料館で開催中の企画展「天橋義塾の教育と近代宮津の歩み」の展示解説を行いました。
発表を終えた6年生たちも参加し、実際に天橋義塾で使われていた教科書や貴重な資料を、興味津々の様子で見学していました。
子どもたちの素直な疑問や発見を大切にした「ふるさとみやづ学」と、音楽やことばを通して人と地域とつなぐコンサート。あたたかく心に残る一日となりました。

📢お知らせ♪
宮津市民文化祭 特別企画
動画上映会「紙芝居 天橋義塾物語」を開催🎥
歴史資料館では、宮津市民文化祭に合わせて、特別イベントを開催します!
市内で活動されている紙芝居作家・森山道子さんが制作・朗読を担当した「天橋義塾物語」の紙芝居を、動画で上映します。
11月2日(日)の午前10時と午後2時の回では、学芸員による展示解説も予定しています。
ご家族そろって、ぜひお越しください!
開催日:11月2日(日)、3日(月・祝)
時 間:各日 午前10時/午後2時/午後4時
上映時間:約40分
★ 2日(日)午前10時・午後2時の回は展示解説つき!