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明治41年(1908)、ドイツ人作家ベルンハルト・ケラーマンとスイス人画家カール・ヴァルザーは宮津を訪れ、その風景や文化に魅了されました。帰国後、両氏は『日本散策記』『さっさ よ やっさ 日本のおどり』を刊行し、宮津の魅力をヨーロッパへ紹介しました。
本年、宮津市では、東京ステーションギャラリー、大阪中之島美術館における「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー展」の開催にあわせ、「ケラーマンとヴァルザーが愛したMIYAZUプログラム」を展開しています。
その一環として展覧会の担当学芸員や研究者をお招きし、東京、大阪における展覧会開催の経緯や、ケラーマン、ヴァルザーが残した作品の意義、彼らが見た宮津の魅力を深堀るシンポジウムを8月30日にみやづ歴史の館文化ホールにて開催しました。
松田法子氏(京都府立大学准教授)が日本滞在中のケラーマンとヴァルザーの足跡について講演しました。ケラーマンが残した文章のみならず、ヴァルザーが描いた絵画作品からも2人の足跡を復元できることがわかりました。
「カール・ヴァルザー展」を開催した東京ステーションギャラリーの冨田章氏がヴァルザーの画業について講演しました。ヴァルザー展に出品された作品を取り上げながら、小さな画面の中にも様々な境界や世界観を表現するヴァルザー作品の魅力が紹介されました。また、絵画だけでなく本の挿絵や壁画、舞台芸術など幅広い分野で活躍したヴァルザーの画業についても紹介されました。
パネラー:松田法子、冨田章、清原佐知子氏(大阪中之島美術館学芸員)
羽田野まどか氏(株式会社宮津町屋再生ネットワーク 代表)
徳田誠一郎氏(文人墨客の宿 清輝楼 第13代当主)
コーディネーター:水野昌美氏(株式会社キュレイターズ代表)
まずヴァルザーの生涯と絵画作品について清原氏が改めて整理し、その後冨田氏も交えながらヴァルザーの画業について確認しました。また、羽田野氏や徳田氏によって4~5月のアーティスト・イン・レジデンスで宮津を訪れたスイス人芸術家をはじめ、数多くの外国人芸術家によって宮津・天橋立が評価されてきたことが紹介されました。最後に松田氏がこれまでの一連の取り組みを振り返りつつ、その成果をより一層宮津のまちづくりや観光に生かす重要性を指摘し、パネルディスカッションは終わりました。
午前中はシンポジウムの登壇者である松田法子氏(京都府立大学准教授)が製作した映像作品の特別上映会を開催しました。午後からのシンポジウムに先立ち、ケラーマンとヴァルザーの宮津滞在はもとより、宮津市内各地の祭礼などに関して映像でわかりやすく紹介されました。
🎨 お知らせ「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」開催中!
現在、大阪中之島美術館において、「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」が開催中です。
東京ステーションギャラリーに続き、約150点に及ぶ作品が日本で初公開。宮津を描いた作品も多数展示されています。明治時代の宮津の風景に出会える貴重な機会です。ぜひご覧ください。
📍 会 場 大阪中之島美術館
📅 会 期 令和8年7月4日(土)~9月27日(日)
🚪 休館日 月曜日(祝日、8月10日、8月24日~9月14日の月曜日は開館)、7月21日(火)
🕙 開館時間 10:00~17:00
※8月28日(金)、9月4日(金)、9月11日(金)、9月18日(金)~9月27日(日)は20:00まで開館(入館は閉館30分前まで)
詳しくはこちら
スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー | 大阪中之島美術館<外部リンク>
✨「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー展」宮津サテライトパネル展
東京、大阪で展示されたカール・ヴァルザーの作品や、宮津滞在中の足跡などをパネルで紹介
📅会期 令和8年9月5日(土)から9月27日(日)まで
⏲開館時間 10時から20時まで(月曜日は17時まで)
🏢会場 浜町ギャラリー(宮津阪急ビル〈ミップル〉3階)
💰入場料 無料
📞お問い合わせ
宮津市教育委員会事務局社会教育課(文化財保護担当)
TEL:0772-45-1642