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第2回宮津市地域医療のあり方検討委員会を開催しました

記事ID:0011803 更新日:2021年11月24日更新 印刷ページ表示

第2回宮津市地域医療のあり方検討委員会を開催しました。

 

◆日時:令和3年10月19日(火曜日)19時00分~20時30分

 

◆協議事項

(1)宮津市の地域医療体制にかかる課題について

(2)今後における医療環境の整備について

(3)その他

【意見】

〈A〉日置地区においては超高齢化が進む中、身近に医師がいるおかげで問題なく新型コロナウイルスワクチン接種を終えられた。地域の中に身近な医者がいることは重要であり、やはり地域に医療は必要だと強く感じた。今後、地域医療の存続を考えるときに、今の診療所を残す、統廃合するということだけでなく、新たな医療機関を作るということも考えていくべき。医師の高齢化もあるので北部医療センターの支援も受けて地域を診ていく体制を作る必要があると考える。また、高齢になると公共交通機関を利用するまでの移動が困難な人もいるため、移動手段についても検討しなければならない。どうしても病院に行けない人のために訪問診療も必要。そういった交通手段等も含めた橋北地域を網羅する医療機関が必要だと思っている。

〈B〉公共交通機関の利用には体力が必要であり、橋北地域において交通アクセスをどうしていくかは大きな課題。空白地有償運送はドアトゥドアで利用出来るので医療機関受診につなげやすい。今後地域でどうしていくか考えていく必要がある。また、日置、府中、養老診療所の老朽化が著しい状況の中で、3か所すべてを整備することは財政的に厳しい。中核医療機関の設置は今後検討すべきだと思う。

〈A〉これからの地域医療には単に患者を診るだけでなく、健康教育、介護支援など予防から取り組むことで地域づくりにも貢献する役割が求められていると思う。

〈C〉地域の医療機関の理想はA氏の言う通りだと思うが、医師にどうやってきてもらうかが課題。経営的に厳しいところに来て(診療に加え予防に対する取組みなど)医師がどれだけやってくれるかはわからない。北部医療センターに地域医療学などができてそこで教育を受けられるようになると素晴らしいと思う。

〈D〉今後地域医療講座ができて地域医療マインドをもった若い先生が増えることを期待するが、大学なのでスタッフ枠があり人を増やすということは非常に難しく、教授がなかなか決まらない状況。専攻医という形であれば病院の裁量で増やすことができるが給料が安くなってしまう。ただ、そういった人に診療所に行ってもらってそこで給料を補うような形があればいいかなと思う。現在伊根・本庄診療所は総合診療科の医師が行き、伊根町が報酬を支払う形で診療を行っている。橋北地域においても、同様の形なら可能かもしれない。

〈C〉今後はチーム医療で訪問看護なども一緒にやる体制を作っていく必要がある。個人でやっていくのは非常に大変である。

〈D〉医療においてもタスクシフトが重要。今後訪問診療でなければ医療を受けられない人がどんどん増えるため、医療が地域に出向いていく体制を整備する必要がある。訪問看護師と連携したオンライン診療も将来的には考えるとよい。もう実際にやっている地域もあるので、それをこちらの地域に導入していく形がよいのではないか。

【星委員より「宮津市におけるオンライン診療などICT利用の可能性について」配布資料に基づき説明】

〈E〉医師以外の職種の人が動くというのも手。パソコン操作を高齢患者にさせるのは現実的でないため、訪問看護師が行くというのが現実的である。

〈C〉当院では看護師が午前中に訪問し、収集した患者のデータを医師が確認し、必要に応じて午後に訪問診療を行っている。

〈A〉高齢等で病院に通えない人に対し、地域住民が訪問し、パソコン操作等を行うことで医師とオンラインで繋ぐことは可能か。資格等が必要なのか。

〈E〉異変があった際に対応できないので資格のない地域住民ではなく看護師がベスト。

〈C〉患者を診てどうかというのは資格のない人に判断できない。責任問題にもなってくるので難しい。

〈F〉訪問看護を担当する看護師は多いが、看護師の高齢化もあるので、看護師の確保も同時に考えていかなければならない。府立看護学校の入学者が増えて地域に残る人が増えるといいなと思う。

〈B〉僻地や外に出られない人の対策については急務。北部医療センター、保健所、医師会、訪問看護師協会等と連携してやっていく必要があると考えている。来年度予算を設定して検討していく予定。また、宮津市においてはごく一部地域以外光ファイバーが設置されているので、オンライン診療もやりやすいのではないかと思う。

〈C〉医療を行うにあたり、経営として成り立つことが必須。オンライン診療は保険点数が下がるため、特に橋北地域の診療においては市からの繰入金等がないと厳しいと思う。

〈B〉オンライン診療の可能性や橋北地域にある3つの診療所をどうするかについてより詳細の分析が必要。地域の状況をどう捉えるかもっと見える化していかなければならない。市民に理解してもらえるように医療のあり方をどうすべきなのかさらに議論し、提言につなげたい。

・C氏より、訪問看護と連携したオンライン診療について「京あんしんネット」を使って既にやっている部分もあるとの発言もあり。

・この地域は医療と介護の連携ができている。看取りについても、北部医療センターとサポートシステムができているとの意見もあった。

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