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令和4年は、新型コロナウイルス感染拡大による行動制限・水際対策が緩和され、観光入込客数、観光消費額ともに増加。
令和4年の観光入込客数は、令和3年から63.0万人増の231.8万人(R3年 168.8万人)で、令和3年比137.3%と増加しました。内訳として、宿泊客数は45.6万人(R3年 30.4万人)で令和3年比150.0%、日帰客数は186.2万人(R3年 138.4万人)で令和3年比134.5%となり、宿泊客数、日帰客数ともに増加しました。
外国人宿泊客数については、令和2年から実施されていた渡航制限が緩和されたことにより、3,907人(R3年 267人)で令和3年比1463.3%と大きく増加しました。
また、観光消費額は、全体が84億2,608万円(R3年 57億4,746万円)で令和3年比146.6%となりました。なお、一人当たりの消費額は3,635円(R3年 3,405円)で令和3年比106.8%と増加しました。内訳として、一人当たりの宿泊消費額は令和3年比105.7%と増加したものの、一人当たりの日帰消費額は令和3年比99.1%と微減しました。
※令和4年入込の特徴と増減要因については以下のとおり
〔観光入込客数及び観光消費額〕
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令和4年数値 |
令和3年数値 |
対令和3年比 |
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観光入込客数 |
2,317.9千人 |
1,687.9千人 |
137.3% |
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府内客数 |
434.2千人 |
412.8千人 |
105.2% |
府外客数 |
1,883.7千人 |
1,275.8千人 |
147.6% |
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宿泊客数 |
456.2千人 |
304.2千人 |
150.0% |
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日帰客数 |
1,861.8千人 |
1,383.7千人 |
134.6% |
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観光消費額 |
8,426,077千円 |
5,747,464千円 |
146.6% |
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宿泊消費額 |
4,800,037千円 |
3,026,833千円 |
158.6% |
日帰消費額 |
3,626,040千円 |
2,720,631千円 |
133.3% |
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一人当たりの消費額 |
3,635円 |
3,405円 |
106.8% |
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宿泊消費額 |
10,522円 |
9,950円 |
105.7% |
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日帰消費額 |
1,948円 |
1,966円 |
99.1% |
外国人観光宿泊客数 (再掲) |
3,907人 |
267人 |
1,463.3% |
◆令和4年入込の特徴と増減要因
(1)令和4年は新型コロナウイルス感染拡大による行動制限や水際対策が緩和されたことで、観光入込は令和3年比137.7%と大きく増加。
とりわけ、令和3年に発出された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置(延べ7か月間)といった行動制限の緩和や、京都府及び宮津市独自の宿泊キャンペーンを実施したことが要因と考えられる。
(2)外国人宿泊客数は、渡航制限の緩和により令和3年比で激増。(令和3年比1,463.3%)
特に、水際対策が大幅に緩和された10月以降は、アジアからの外国人客を中心に、多くの入込があった。
(3) 月別入込客数では、全ての月において令和3年同月比を超えた。特に5月は、ゴールデンウィークの行動制限が3年ぶりに緩和されたこともあり、令和3年同月比は倍以上の入込客数となっている(令和3年同月比224.5%)。京都府及び宮津市独自の宿泊キャンペーンを実施した6月は令和3年同月比190.8%、7月は令和3年同月比125.7%となり、キャンペーンの効果が得られたと考えられる。
(4) 全体の入込客数に対する府外客の割合は、81.3%(前年75.6%)であり5.7ポイント増加。府県をまたぐ移動の自粛要請が解除され、京都府及び宮津市の観光需要喚起策であるキャンペーンなどの効果もあり、府外客の増加につながったものと考えられる。
(5) 観光消費額は、宿泊客数と日帰客数がいずれも増加したことから、宿泊消費額158.6%、日帰消費額133.3%となり、全体の観光消費額も146.6%となった。
(6) 一人当たりの観光消費額のうち、宿泊消費額が令和3年比で増加した要因としては、令和4年は京都府及び宮津市独自の宿泊キャンペーン(併用可)を実施したことにより、高単価の宿泊プランを選択されたことが大きな要因と考えられる。
(7) 一人当たりの日帰消費額は前年比99.1%であり、日帰客の消費傾向は例年と大きな差はなかったものと考えられる。
産業経済部 / 商工観光課 / 観光係 TEL:0772-45-1625