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・「つなぐ棚田遺産」(主催:農林水産省)は、「日本の棚田百選」の選定から20年以上経過したことから、改めて優良な棚田を選定し、棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能について国民の皆さんにより一層の理解と協力を促すことを目的とした取組です。
・全国271地区の棚田が「つなぐ棚田遺産」に選定された中、宮津市からは上世屋・松尾地区の棚田の振興・保全活動が評価され、選定を受けました。
【上世屋地区の棚田】
上世屋地区の棚田は、伝統的な笹葺き民家を中心に広がっているのが特徴で、無農薬・無化学肥料の高品質な棚田米の栽培、棚田の周りに水を循環させ地温で水を温めてから棚田に入れる「コナワ」という伝統技法や昔ながらの稲木干しなどが行われています。
【松尾地区の棚田】
松尾地区の棚田は、一本桜とともに宮津湾を望むことができるのが特徴で、無農薬・無化学肥料を徹底した棚田米の栽培やブランド化を行っているほか、冬季の間も棚田を湛水化することで生物の多様性を維持するなど、自然環境を保護する活動も行われています。
世屋高原棚田保全協議会 (代表者:溝口 喜順)
本協議会は、上世屋・松尾地区の棚田を保全し、棚田の持つ多面的機能の維持増進を行うことで地域の振興を図ることを目的とした団体です。
構成員 計16名(上世屋集落協定及び松尾・東野集落協定の農業者等、京都府、宮津市)
産業経済部 / 農林水産課 / 農林水産係 TEL:0772-45-1626