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籠神社の祭礼芸能

記事ID:0003316 更新日:2021年1月29日更新 印刷ページ表示

 

概要

   祭礼芸能は丹後特有の太刀振り・笹ばやし・神楽の組み合せで、大垣と難波野から神楽、溝尻、中野、江尻からはそれぞれ太刀振りと笹ばやしを奉納する。太刀振りは、籠明神が中野の鉾立山大乗寺に天下り、悪魔祓いに鉾を振ったことにはじまるとする伝説がある。中野の太刀振りが元祖とされ、溝尻が露払い、中野が本太刀、江尻はおさえと呼ばれている。丹後では、中野をはじめ府中の太刀振りを習ったと伝承する地域が多く、太刀振り伝播の中心とされる。笹ばやしは他の地域にみられる新発意役を欠き、小鼓を伴うところに特徴がみとめられる。神楽については弘化3年の祭礼役人覚に大垣の担当とされている。難波野の神楽については記載がないが、『難波野郷土誌』によれば、明治4年(1871)に日ヶ谷の落山神楽組から習い、のちに明治8年正月に伊勢神楽の木村半太夫に習って2月初午と10月15日の例祭に奉納した。また、神輿新造の明治28年から祭礼に神楽を奉納するようになったと伝えられる。