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災害時の熱中症予防

記事ID:0010251 更新日:2021年7月6日更新 印刷ページ表示

避難生活・片付け作業時の注意点

熱中症は、死に至る可能性のある重篤な病気ですが、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。災害時には、慣れない環境や作業で熱中症のリスクは高くなりますので、お互いに声をかけながら、十分に注意しましょう。

熱中症を予防するためには

1 暑さを避けましょう

涼しい服装、日傘や帽子、また、在宅避難等の場合はクーラーの積極的な活用を。
停電が長引く可能性がある場合、特に高齢者、子ども、障害者の方々は、冷房設備が稼働している避難所への避難も検討しましょう。

2 のどが渇いていなくてもこまめに水分をとりましょう

3 暑さに関する情報を確認しましょう

身の回りの気温・湿度・暑さ指数(WBGT)<外部リンク>の確認を。

熱中症警戒アラート<外部リンク>」も活用を。

4 屋外で人と2m以上離れているときはマスクをはずしましょう

暑熱環境でのマスクの着用は熱中症のリスクを高めます。

新型コロナウイルス感染症予防と熱中症予防を両立させましょう。

避難生活における注意点

  • 被災や避難生活に伴う疲労・体調不良・栄養不足等により熱中症のリスクが高くなる可能性があります。避難生活では普段以上に体調管理を心掛けましょう。
  • 高齢者、子ども、障害者の方々は特に注意しましょう。

やむを得ず車中泊する場合、車両は日陰や風通しの良い場所に駐車しましょう。車用の断熱シート等も活用しましょう。また、乳幼児等を車の中で一人にさせないようにしましょう。夜間等寝るときはエンジン等を付けたままにすることは避けましょう。

片付け等の作業時の注意点

  • 作業開始前には必ず体調を確認し、体調が悪い場合は作業を行わないようにしましょう。
  • できるだけ2人以上で作業を行い、作業中はお互いの体調を確認するようにしましょう。
  • 休憩・水分補給は、一定時間毎にとるようにしましょう。また、休憩時には、日陰等の涼しい場所を確保しましょう。
  • 熱い時間帯の作業は避けましょう。
  • 汗をかいた時は塩分の補給も。

熱中症が疑われるときには

熱中症の応急処置

応急処置

体温を効果的に下げるための方法の例

上着を脱がせ、服をゆるめて風通しを良くする。

皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機で仰ぐ。

服の上から少しずつ冷やした水をかける。

氷のうや冷えたペットボトルなどを、首、脇の下、足のつけ根にあてて冷やす。