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宝徳山大頂寺
宝徳山大頂寺
大頂寺境内
慶長11年(1606)、京極高知が犬の堂山上に香華所として建立し、その子高広の代に妻の寿光院の養父である徳川秀忠および家光、家康の法楽のため、寛永年中(1624~44)に現在地に移したと伝えます。宮津寺町の寺院では最も高台に位置し、宮津湾、天橋立を一望することができます。
本堂は延宝8年(1680)の建築で、初代家康から6代家宣までの歴代徳川将軍のご位牌を祀っています。また、本堂南に付設する本庄家御霊屋(市指定)は総漆塗の荘厳な造りで、宝暦9年(1759)に入部した本庄松平氏の遠祖桂昌院(5代将軍綱吉の生母)の念持仏と、本庄家歴代の位牌が安置されています。また境内には徳川秀忠、家光および京極高知供養の石塔が建てられています。