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上世屋・松尾の棚田が「つなぐ棚田遺産」に選定されました
つなぐ棚田遺産 ~ふるさとの誇りを未来へ~
宮津市の「上世屋・松尾の棚田」が「つなぐ棚田遺産 ~ふるさとの誇りを未来へ~」に選定されました。
つなぐ棚田遺産とは
「つなぐ棚田遺産」(主催:農林水産省)は、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価し、棚田地域の活性化や棚田が持つ多くの役割に対するより一層の理解と協力を得ることを目的として、優良な棚田を認定する取組で、令和4年2月14日に全国271地区の棚田が選定されました。
選定された「上世屋・松尾の棚田」
上世屋・松尾地区は、宮津市北部の世屋地区に位置している山村集落で、冬場は積雪が2メートルを超える豪雪地帯です。
上世屋地区の棚田は、伝統的な笹葺き民家を中心に広がっているのが特徴で、無農薬・無化学肥料の高品質な棚田米の栽培、棚田の周りに水を循環させ、地温で水を温めてから棚田に入れる「コナワ」という伝統技法や昔ながらの稲木干しなどが行われています。
また、松尾地区の棚田は、一本桜とともに宮津湾を望むことができるのが特徴で、無農薬・無化学肥料を徹底した棚田米の栽培やブランド化を行っているほか、冬季の間も棚田を湛水化することで生物の多様性を維持するなど、自然環境を保護する活動も行われています。
棚田は、急斜面の山間部ゆえに、その保全が年々厳しくなりつつありますが、環境保全の重要な役割を担っているため、これからも守り続けていくことが大切です。
ふるさとの誇り「上世屋・松尾の棚田」を未来へつないでいきましょう。
世屋地区の魅力や上世屋で作られるお米の話は、以下のページで紹介しています。
まるで桃源郷……里山の原風景が今なお残る宮津の「世屋地区」(宮津市note)<外部リンク>
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