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松籟 第十七巻 ~国宝「天橋立図」が里帰り~
今年は室町時代の水墨画家『雪舟』生誕600年の節目の年です。
国宝『天橋立図』はその雪舟が晩年に描いた代表作の一つですが、多くの謎に包まれた作品でもあります。ほんの一部を紹介しますと
・飛行機の無かった時代に本来の山頂より700mも高い視点から描かれている ○誰が何のために描かせたのか?
・国宝にもかかわらず21枚の紙を貼り合わせた「下絵」で継ぎ目や折れ目もある(本絵は描かれたのか?)等々です。
歴史ロマン溢れる国宝『天橋立図』は、10月31日から11月23日まで、丹後郷土資料館で公開されます。この機会にぜひ本物の『天橋立図』をご覧いただき謎多き絵に思いをめぐらせてみてください。