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市長あいさつ(令和2年度のスタートにあたって)
成長社会から成熟社会へと移行する中で、少子高齢化の進行と相まった人口減少、これに伴う労働力不足や人材不足といった社会的課題、さらには、これまで経験したことがないような自然災害など、日本は今、大きなパラダイムシフトの只中にあります。私たちが住む宮津においても、企業の後継者不在や農業・漁業の担い手不足、介護をはじめとする福祉分野での人手不足、また、人口の減少に伴う地域経済の規模縮小、空き家空き地の増加といった多くの問題が顕在化してきています。私たちは、持続可能な将来に向けて変化を恐れることなく、力を合わせ、主体的に取り組みを進めて行かなければなりません。
令和2年度は「みやづビジョン2011」の最終年度であり、平成23年度から10年間で進めてきたこの計画の総仕上げの年であります。同時に令和3年度から始まる今後10年間の新たな総合計画を策定するという非常に重要な年でもあります。
今後のまちづくりにおいて必要な「関係人口の創出」や人材育成と意識改革による「生産性の向上」の視点、AIやIoT、5Gなどの人を助ける「先進技術の活用」の視点に加え、世界が一丸となって取り組むべきSDGs達成への貢献もしっかりと念頭に置きながら、市民の皆さんと一緒になって、夢と希望があふれ住み続けられる明るく豊かな宮津市づくりに取り組んでまいります。
令和2年度もどうぞよろしくお願いいたします。
宮津市長 城 﨑 雅 文