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松籟 第五十八巻
今からちょうど100年前の1924年(大正13年)4月12日、旧国鉄宮津線(舞鶴ー宮津間)、現在の京都丹後鉄道宮舞線が開業しました。
1893年(明治26年)に宮津港は、「特別輸出港」の指定を受け、北近畿の門戸として発展が期待されていました。そのためには物資の集積する京阪神地区と宮津港を結ぶ輸送ルートの整備が必須で、鉄道誘致に関する様々な期成同盟会が結成され鉄道敷設は宮津の人々にとって明治以来の悲願でありました。100年前の開通式は大変な賑わいだったそうです。
そうした先人のたゆまぬ努力に思いを馳せ、旧国鉄宮津線開業100周年を市民の皆さんと一緒にお祝いしたいと思います。