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市長あいさつ(就任3年目に当たって)

記事ID:0001401 更新日:2021年1月29日更新 印刷ページ表示

市長に就任させていただき、3年目がスタートしました。

この2年間を振り返ると、激動の2年間でした。1年目は、就任直後に平成30年7月豪雨災害が発生し、本市は甚大な被害を受けました。防災の大切さと、市民の生命・財産を守り抜くという市長としての責任の重さを痛感しました。その後、この災害を引き金に、5年間で約41億円の財源不足が生じるという大変な危機に直面し、不退転の決意で財政健全化の取組を策定しました。2年目は、この財政健全化の取組を実行していく初年度でした。市民の皆様の御理解、御協力により、現在、概ね計画どおりに実行できており、観光の面でも、インバウンドを中心に年間320万人と過去最高の入込客数を記録するなど、明るい兆しも見えてきました。

しかし、今年に入り、新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るい、本市においても、市民生活と地域経済を直撃しました。2年目の後半は、新型コロナウイルス感染症の対応に追われる日々でした。市民の皆様、事業者の皆様には、日々の感染リスクと戦いながら、大変なご辛抱を伴う様々な自粛要請の中で、これまでの新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた取組について、御理解と御協力を賜り、心から感謝申し上げます。

こうした中、たくさんの課題や、住民の皆様のニーズに応えられるよう、挑戦してまいりました。子育て支援の面では、働きながら子育てしやすい環境づくりとして、病児・病後児保育施設「りりふる」を1市2町で共同設置するとともに、放課後児童クラブは、開設時間を30分延長して、午後7時まで受入れを拡大し、各小学校敷地内に整備することができました。教育の面では、小中一貫教育の全面実施に加え、コミュニティスクールをスタートするとともに、今年度中に児童・生徒へ1人1台、ICT端末を整備し、GIGAスクール構想を着実に進める準備ができました。

安全・安心の面では、運転手不足による枝線路線バスの廃止を受け、住民主体のデマンド型公共交通空白地有償運送を開始することができました。また、市内3か所に防犯カメラを設置するとともに、ドライブレコーダーによる防犯活動体制を強化し、安全なまちづくりに向けて取り組んでいます。さらに、宮津市国土強靭化地域計画を策定し、滝馬川の改修に着手し、災害に強いまちづくりを進めています。

そして、住民の皆様の声をしっかりと聞くための広聴の場として、「市政懇談会」、「どこでも市長室」や「ふれあい座談会」、「タウンミーティング」を2年間で延べ約40回開催してきました。これからも、市民の皆様の声を聞きながら、市政運営を行っていきたいと考えています。

3年目に当たっては、まずはこのコロナ禍を乗り越え、「withコロナ・afterコロナ」の視点で、住民の皆様の暮らしの向上と、経済の活性化を図っていくことが重要であると思っています。

その上で、今年度策定予定の新総合計画のもと、10年、20年先の明るく豊かな宮津の将来を描きながら、市民・事業者の皆様と力を合わせ、一緒になって、夢と希望があふれ住み続けられる宮津の実現に向け、全力で取り組んでまいります。

 

                              令和2年7月 城 﨑 雅 文