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e-Bikeで長距離・坂道を快適に! 五感で満喫する宮津のサイクリング

印刷用ページを表示する 記事ID:0017511 更新日:2023年3月31日更新
<外部リンク>

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宮津を含む丹後半島は、関西屈指の美しい海岸線が続く絶好のサイクリングロード。車の旅も快適ですが、風を受けながら、五感をフル活用して自転車で駆ける爽快感は他では味わえません。さらに、電動アシスト機能がついた「|e-Bike《イーバイク》」なら、体力をカバーしてくれるので、坂道でも長距離でもぐんぐん進めるんです。今回は、e-Bikeのレンタルを行っている「海の京都e-Bikes」代表・増田さんに、e-Bikeの魅力とともに、宮津の自然を満喫できるおすすめコースをご紹介いただきました。


そもそもe-Bikeってどんな乗り物?

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e-Bikeとは、主に「スポーツタイプの電動アシスト自転車」のことを指します。ですが、いわゆるママチャリといわれるシティサイクルタイプと基本的なシステムは変わらないので、自転車に乗れる人なら誰でもe-Bikeに乗ることができます。
スポーツタイプであるe-Bikeはスポーツバイクと同じ設計であるため長距離移動に向いており、またデザインもおしゃれです。加えて、バッテリーの容量も大きいので、走行可能な距離や推進力はママチャリや通常の電動アシスト自転車と比べても段違い!

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      左が本格スポーツe-Bike、右が街乗り電動アシスト自転車

海の京都e-Bikesで扱っているのは、長距離の移動や山道などが多いコースに適している「本格スポーツe-Bike」、まちなかなどの短・中距離に適している「街乗り電動アシスト自転車」(シティサイクルタイプ)の2タイプです。
目的地やコースに合わせて、この2タイプからチョイスします。サイクリング入門編としてはシティサイクルタイプがおすすめですが、コースによってはe-Bikeを選んだ方が、よりサイクリングを楽しむことができるので、スタッフへご相談くださいね。


いま、e-Bikeが注目される理由

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実は「電動アシスト自転車」の発祥は日本であることをご存知でしたか? 平成5(1993)年に、日本のヤマハ発動機が発売した電動ハイブリッド自転車「ヤマハ・PAS」が世界初とされています。
電動アシスト自転車は2000年代に自転車文化が盛んなヨーロッパの国々で大ブレイクし、よりパワフルかつコンパクトなものへと独自の発展を遂げたものがe-Bikeです。e-Bikeは年齢やジェンダーに関係なくさまざまなシーンで楽しまれています。さらに、コロナ禍で飛行機や列車での移動が制限されるなか、過度に車に依存した社会を見直すきっかけとなり、市場規模が急速に拡大したと言います。
世界的なブレイクを受けて、逆輸入的に日本でも注目を集め始めているe-Bike。増田さんによると「新しい旅のパーツの一つとして、支持され始めているんです」とのこと。
観光スポットだけを効率的に周遊するのではなく、旅先でゆっくりと滞在し、地域の自然や文化を楽しむ、欧州型の旅スタイルを楽しむ人が増えていると言います。


e-Bikeで宮津を旅をする魅力

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自転車の旅の醍醐味は、絶景やグルメスポットなど、好きな場所で止まって立ち寄れるところ。さらにe-Bikeであれば、メリット倍増です。なんといっても、体力や年齢差をカバーしてくれるので、カップルやグループみんなで楽しめます。そして、長距離移動や高低差のある道でも、心身の負担を軽減してくれる点も嬉しいですね。
 
国内外を問わずさまざまな地域をe-Bikeで走ってきたという増田さんは、e-Bikeで宮津を旅する魅力についてこう語ります。
「視界いっぱいに広がる宮津湾を眺めながら海岸線を走る開放感は格別です。風を受け、匂いや音を感じる……五感をフルに使いながら走るという、純粋な喜びを感じられると思います。普段、人も車も多い都市部で自転車に乗っている人たちにとっては、これまでの概念を変えてしまうほどの感動があるはずです」


宮津✕e-Bike 「栗田半島&金引の滝コース」をご紹介

★ YouTube動画 「道の駅『海の京都宮津』発着 eバイクおすすめモデルコース(約20km)」<外部リンク>

 ※本記事紹介コースとは異なる箇所があります。


今回、増田さんに宮津×e-Bikeの醍醐味を感じられるコースとしてセレクトしてもらったのは「栗田半島&金引の滝コース」です。
宮津市の東部に位置する栗田半島は、交通量も非常に少なく、のんびりとした空気が流れるエリア。宮津というと天橋立が有名ですが、栗田半島の方にも知られざる名所&スポットがあるのです。そして、海はもちろん、山間部や田園の風景も楽しめる、知る人ぞ知るサイクリングコースなんですよ。
立ち寄りスポットをピックアップし、簡単にご紹介していきますね。


主な立ち寄りスポットはこちら!

道の駅「海の京都 宮津」獅子崎稲荷神社/天橋立雪舟観展望台飯尾醸造宮津市立海洋つり場撥雲洞トンネル金引の滝→道の駅「海の京都 宮津」
走行距離:約25km
所要時間:3〜4時間


道の駅「海の京都 宮津」

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スタート地点は、e-Bikeの貸出場所でもある道の駅「海の京都 宮津」です。
海の京都e-Bikesが提供するのは、ガイドが直接つかない「セルフガイドツアー」。ですが、予約完了後に自動音声ナビアプリ(※)用のルートとコースMAPを作成してもらえるので、ナビに従ってサイクリングをスタートすればOK! 困ったときは遠隔でもオペレーターが対応してくれるので安心です。
当日は動きやすい服装で、安全性のためにヘルメットは必ず着用を。道の駅の観光案内所でレクチャーを受けて、いざ出発です!
 
(※)自動音声ナビを使うためには別途アプリ(無料)のインストールが必要です。インストールができない方にはプリインストールされたスマートフォン貸出も可能


獅子崎稲荷神社

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道の駅から東へ3kmほど、まず目指すのは朱色の鳥居が立ち並ぶ獅子崎稲荷神社です。高台にある景観が素晴らしい神社で年中自由に参拝できるので、e-Bikeを降りて登ってみましょう。
ここはミツバツツジの群生地として知られ、4月中旬〜下旬にかけて写真のように約1000本のミツバツツジが山肌を彩ります。


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神社の展望台からの景色は、雪舟が描いた国宝「天橋立図」と構図が似ていることから、天橋立五大観の一つ「雪舟観」と呼ばれています。
 
★ ミツバツツジの時期の獅子崎稲荷神社の記事

★ 天橋立五大観についての詳しい記事


飯尾醸造

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栗田湾の漁港町に佇む飯尾醸造は、明治26(1893)年創業の老舗。宮津の美しい水と丁寧に育てられた農薬不使用米(栽培期間中)を活かして、昔ながらの製法でお酢を醸造しています。立ち寄って、お酢のお話を聞いたり、お買い物をしたりするのもよいですね。

★ 飯尾醸造についての詳しい記事


​宮津市立海洋つり場

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少し足を伸ばして、栗田湾に設置されている宮津市立海洋つり場に立ち寄るのも良い気分転換になりそうです。市が管理する有料の釣り場で、貸竿やエサも完備。手ぶらで気軽に安心・安全に釣りを楽しめます。ぼんやりするのも気持ちがいいですよ。

★ 海洋つり場については市のホームページを


​撥雲洞トンネル

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交通量が多い国道178号線を避けたルートとしておすすめするのが、国登録有形文化財である|撥雲洞《はつうんどう》トンネルです。延長126m、幅員4.7m、明治19(1886)年に建設された日本最初期の近代|《隧道(ずいどう》の一つです。歴史と風格を感じさせる文化財のトンネルをe-Bikeで疾走するのも、ここでしかできない体験ですね。
 
★ 撥雲洞トンネルについての詳しい記事


金引の滝

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栗田半島を満喫したあとは、日本の滝100選の一つ「金引の滝」を目指します。金引の滝へ行くには、まちなかの長距離移動に加えて、いくつもの坂道を登っていく必要があります。そこで活躍するのがe-Bike! このコースはe-Bikeの本領を発揮できるコースなんです。
金引の滝は、高さ約40m、幅は約20m。一年を通して水量に恵まれた美しい滝で、観光客もよく訪れる名所です。
 
★ 金引の滝についての詳しい記事


日帰りから一泊二日まで、さまざまなコースに対応​

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     宮津湾を眼下に一望できる世屋高原と一本桜

「海の京都e-Bikes」では、今回ご紹介した「栗田半島&金引の滝コース」以外にも、まだまだ魅力的なスポットやコースがたくさん存在しています。
パワースポット好きの人には神秘的な今福の滝や古代杉の道などに立ち寄れる上宮津地区のコース、時間の流れを忘れて自然のなかに没入したい人には世屋高原コースなど。
ホームページには掲載されていないですが「もっとたっぷり身体を動かしたい」「親子で走れるようなコースがいい」……といったリクエストでも、可能な限りコースを考えてくださるそうですので、スタッフに相談してみてくださいね。
 
e-Bikeは、車や徒歩の観光とはまた違う視点で、快適に旅を楽しめるツールです。ゆっくりと自分のペースで現地を巡りながら、四季折々の風景や土地の文化を楽しむ……e-Bikeで巡る新しい宮津のサイクリング旅を、あなたもぜひ体験してみてください。


<データ>
海の京都e-Bikes
https://kyoto-ocean.com/<外部リンク>

●予約方法
電話:050-1743-3085
受付時間:9:00〜18:00
海の京都e-Bikesのホームページから https://kyoto-ocean.com/<外部リンク>
 
●宮津市内の貸出場所
道の駅海の京都宮津 / 天橋立駅前 智恵くらべ / 府立海と星の見える丘公園
 
●e-Bikeの車種と料金
※価格は税込、保険料込
※貸出場所や時期、コースなどによって価格変動あり
※乗り捨ての場合は各料金プラス1500円~2500円
【本格スポーツe-Bike】
(ジャイアントEscape RX-E+ /ヤマハYPJ-TC,EC/ターン ベクトロンS10)
1日4000円、1泊2日6000円
【街乗り電動アシスト自転車】
(ヤマハPAS SION/ハリークイン)
1日2500円、1泊2日4000円
 
●身長制限
【本格スポーツe-Bike】145cm以上
【街乗り電動アシスト自転車】130cm以上
・身長130cm以下のお子様:子供用マウンテンタイプを貸出(非電動/1000円)
・体重22kg以下、身長115cm以下のお子様:幼児座席付き電動アシスト自転車を貸出(幼児分料金無料)
いずれも、予約時(ネット予約の場合は予約フォームの備考欄に記入)に問い合わせすれば追加配車可能。
 
●注意事項
・原則要予約(道の駅海の京都宮津、天橋立駅前 智恵くらべでは当日申込も可能)
・当日無断キャンセルの場合、料金請求あり。雨天ややむを得ない事情でのキャンセルは無料のため、あらかじめ連絡すること。
・服装はロングスカートやサンダル、ハイヒールは危険なので避けること。パンツスタイルに運動靴、スニーカー、リュックサックがおすすめ。

 

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