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天橋立#3 天橋立の絶景を楽しむビューポイント「五大観」

印刷用ページを表示する 記事ID:0007761 更新日:2021年3月10日更新
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五つの景色

 

日本三景のひとつ「天橋立」。奇跡の絶景として古代より人々の心を魅了し続けてきた“謎多き天橋立”の魅力を連載記事で紐解きます。第3回は、天橋立の主なビューポイントについいてご紹介。2020年、新たなビューポイントとして「天平観」が加わったことで「四大観」から「五大観」に!最新事情もお届けします。

 

 

制覇したくなる!天橋立5大ビューポイント「五大観(ごたいかん)」の位置まとめ​​​​​​

五大観マップ

 

こちらは天橋立を東西南北、そして正面から見る5大ビュースポット。場所や角度を変えてみると景色がガラリと変わるのが醍醐味です! それぞれの名前も要チェック。

 

 

【正面】1200年前からの眺望地点「天平観(てんぴょうかん)」@丹後国分寺跡

天平観

丹後国分寺跡

 

京都府立丹後郷土資料館のすぐ前に広がるのが、国の史跡にも指定されている丹後国分寺跡。こちらは天橋立を正面に、端から端まで見渡せる大パノラマが魅力の展望スポットです。

奈良時代の天平13年(741)には仏教の力によって国を治めようとした聖武天皇の詔によりこの地に丹後国分寺を建立。「国々の好処を選んで作れ」と言われ、選定されたのがまさに天橋立を一望できるこの場所です。

 

天平観 春夏秋冬

 

写真は定点観測された「天平観」の四季。写真左上から時計回りに春夏秋冬。

2020年、丹後国分寺跡を保存管理する役割を担う京都府立丹後郷土資料館の開館50周年を記念して誕生した「天平観」は、国分寺建立の詔が出された「天平」時代にちなんで命名されました。
こちらには同館の「歴史的、文化的背景に思いを馳せながら天橋立を眺望してほしい」という思いが込められており、資料館や国分寺跡とあわせて新たな観光スポットとして話題になっています。

 

 

【北】龍が天へと昇る縁起のいい眺望「昇龍観」@傘松公園​

昇龍観

 

天に昇りゆく龍のように見えることから「昇龍観(しょうりゅうかん)」と名付けられ、縁起がいい景色とされるのが傘松公園からの眺望。

 

日本三景図

 

江戸時代の売れっ子浮世絵師・歌川広重の手により描かれた日本三景は、天橋立を北側から眺めた風景なんですよ。(写真は舞鶴市糸井文庫所蔵「日本三景之内陸奥松島」「日本三景之内安芸宮島」「日本三景之内丹後天橋立」)

 

傘松公園

 

傘松公園が“股のぞき”発祥の地と言われることからまたの名を「股のぞき観」とも言います。

★“股のぞき”についてはこちらをチェック!

https://note.com/miyazu_city/n/n7b509ed91354<外部リンク>

 

傘松公園

傘松公園内には地上約130メートルのスカイデッキがあり、空中に浮いているかのような気分を味わえます。

 

 

【南】定番!龍が飛び立つ「飛龍観」@天橋立ビューランド​

飛龍観

 

高さ130メートルの文珠山山頂にある展望遊園地・天橋立ビューランドでは、龍が降臨するかのように見える天橋立の風景に出合えます。また、こちらでも天橋立名物の“股のぞき”ができます。なんと園内には7つもの股のぞき台が!天地が逆になることで、天橋立が空に舞う龍のように見えるんですよ。

 

ビューランド

 

360度の大パノラマが自慢の飛龍観回廊や栗田半島や伊根方面まで見渡せる観覧車、サイクルカー(写真)などさまざまな楽しみ方で絶景を満喫することができます!!

 

 

【東】国宝名画『天橋立図』に思いを馳せて「雪舟観」@天橋立雪舟観展望所​

雪舟観

 

ミツバツツジの名所、獅子崎稲荷神社の鳥居が並ぶ階段を上った先に、天橋立雪舟観展望所があります。水墨画の天才・雪舟が描いた『天橋立図』と構図が似ていることから「雪舟観」と呼ばれ、謎多き名画に思いを馳せて眺めてみるのもまたよし。

 

獅子崎稲荷

 

美しく“横一文字”に伸びる天橋立の壮観な姿のほか、例年4月中旬に見ごろを迎える1000本のミツバツツジもフォトジェニック。

★雪舟『天橋立図』についてはこちらをチェック!

https://note.com/miyazu_city/n/n1f71389945b2<外部リンク>

 

 

【西】アウトドアしながら眺めたい「一字観」@日本三景天橋立大大内峠一字観公園

一字観

 

阿蘇海(内海)に接する与謝郡与謝野町側からのビュースポットもあります。天橋立が一直線に美しく伸びることから「一字観」と呼ばれ、天橋立からさらに遠くは若狭湾が広がるという超絶景!キャンプやバーベキュー、パノラマコテージなどレジャーと併せて楽しめるなんて贅沢すぎますね。

 

天橋立の眺望にバリエーションがあることは意外に知らない人も多いかもしれませんね。当記事を通じて、訪れる人々の心を掴んで離さない“奇跡の絶景”のパワーを感じていただけると嬉しいです。

次回は、世界遺産と環境保全をテーマに天橋立をご紹介します。世界遺産に登録される日もそう遠くはないかもしれません!? どうぞお楽しみに!

 

◀ 天橋立#1 知っているようで知らない天橋立の基礎知識

◀ 天橋立#2 超一流の文化人たちが表現したくなる絶景・天橋立

 

 

〈データ〉

丹後国分寺跡​

所在地:宮津市字国分小字天王山
電話:0772-27-0230(京都府立丹後郷土資料館)
京都府立丹後郷土資料館ホームページ http://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/cms/<外部リンク>

 

傘松公園​

所在地:宮津市大垣
電話:0772-27-0032(丹後海陸交通(株)成相営業所)
ホームページ:https://www.amano-hashidate.com/kasamatsu_park/​<外部リンク>
ケーブルカー料金&時刻表:https://www.amano-hashidate.com/cablecar/<外部リンク>

 

天橋立ビューランド​​

所在地:宮津市文珠
電話:0772-22-1000(天橋立ビューランド)
ホームページ:https://www.viewland.jp/​<外部リンク>
入場料&営業日:https://www.viewland.jp/eigyou/<外部リンク>

 

天橋立雪舟観展望所​

所在地:宮津市獅子崎
電話:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)​

 

日本三景天橋立大内峠一字観公園​

所在地:与謝郡与謝野町字弓木
電話:0772-46-0052(一字観公園)
ホームページ:http://www.kyt-net.jp/~ichijikan-kouen/<外部リンク>

 

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