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地元の名物とコラボレーション!宮津で食べたい「ご当地パン」
現地でしか食べられない「ご当地パン」は、テレビなどのメディアでも特集されるなど、年々その人気が高まっています。今回は、宮津市で食べられるご当地パンをご紹介します。
天橋立土産の定番、竹中罐詰のオイルサーディンをサンドしたパンや、天橋立ワインを使ったパン、地産野菜をふんだんに使ったパンなど、一度は食べてみたい絶品パンが勢揃い。ぜひ、自分好みの宮津パンを見つけてみてください。
天橋立ワイナリーが作る地産地消パン
眼前の阿蘇海で獲れた牡蠣殻(かきがら)を使って行うブドウ栽培からワインの製造まで手掛ける天橋立ワイナリー。こちらではレストランやマルシェのほか、ベーカリー「ぶどう畑のパンや」も手掛けています。
このベーカリーでは、ほぼすべてのパンが、丹後産コシヒカリの米粉を使った米粉パンなんです。そして、その米粉パンをベースにした宮津市らしいパンがこちら。
「ぶどう食パン」は、赤ワイン「海の京都」で漬け込んだレーズンを使用したふわふわの食パンです。「海の京都」は4種類の黒ぶどうを使った辛口の赤ワインで、香りがよく、パン全体も芳醇な香りに。ちなみに、レーズンのアルコールは調理段階で完全に抜けているので、お子さんが食べても大丈夫ですよ。
こちらは「赤ワイン塩パン」。バターの香りと塩のアクセントがくせになる、シンプルながらも誰もが夢中になってしまう一品です。パンに使われている塩は、天橋立ワイナリーでも販売している「赤ワイン塩」。塩をワインで焙煎することで、塩味がまろやかになり米粉パンによくなじみます。
また、「ぶどう食パン」と「赤ワイン塩パン」はオンラインショップでも購入可能。買い忘れた!という方もぜひご利用ください。
「生クリームあんぱん」は、その名の通りあんこと一緒に生クリームが入っている甘味のパンです。こちらのパンはなんと、智恩寺の門前にお店を構える江戸時代創業の老舗「ちとせ茶屋‘」(※)とのコラボ商品なんです。
ちとせ茶屋の看板商品「智恵の餅」のあんこは、300年以上前から受け継がれている「ひきあん」の製法で作られています。通常のこしあんは、小豆の皮を取り除いて作りますが、このひきあんは、皮ごとすりつぶしてこしあんにしています。そうすることで、小豆の風味がしっかりと出るのだそう。風味豊かなあんこに、生クリームのコクが加わればワンランク上の味わいが楽しめますね。
★ ちとせ茶屋はじめとした四軒茶屋(しけんちゃや)を取材した記事
また、ちとせ茶屋とのコラボはほかにも。たっぷりのあんことバターを一緒に食べる背徳感がたまらない「あんバターフランス」は、先ほどと同じひきあんと生乳100%のバターを使っています。通常は餅と一緒に食べるあんこも、フランスパンに挟めばガラッと印象が変わり、洋風スイーツに大変身。大人も子どもも夢中になってしまいそうですね。
ちとせ茶屋とのコラボパンは店頭販売のみなので、お店に訪れた際は忘れずにチェックしてみてください。
<データ>
ぶどう畑のパンや
宮津市字国分123
TEL:0772-27-2222
営業時間:10時00分〜17時00分
定休日:水曜
https://www.instagram.com/raisin_pain/<外部リンク>
オンラインショップ▼
https://aw016.stores.jp/<外部リンク>
天橋立の味覚を詰め込んだ絶品パン
天橋立の人気スポットである廻旋橋を目の前に望む「Cafe du Pin 千歳」。ここは「ワインとお宿 千歳」が運営するカフェで、広々とした店内やテラス席で食事を楽しめます。
こちらのご当地パンは「宮津バーガー サーディンサンド(ドリンク付)」です。先述したぶどう畑のパンやの米粉パンに、カリッと焼き上げた宮津名物・竹中罐詰のオイルサーディンを挟み、天橋立の味覚を贅沢に詰め込んだ一品となっています。パンとサーディン(=イワシ)という珍しい組み合わせですが、さっぱりとした梅肉ソースも相まって和風の味わいの、大人向けバーガーです。
続いては「だし巻きサンド(ドリンク付)」をご紹介。同じくぶどう畑のパンやの米粉パンには挟まれているのは、パンからはみ出しそうなビッグサイズのだし巻きです。このだし巻きは、千歳の料理人が毎朝手作りしているもので、福知山市大江町のたまごを使用したふわふわ&お出汁がきいた絶品。このだし巻きをキュウリ、辛子マヨネーズと併せたシンプルなサンドです。こちらは数量限定なので、早めの時間に行くのがオススメですよ。
また、店内にはわんちゃん専用の「DOG SPACE」もあるので、愛犬とともに立ち寄るのも良いかもしれません。天橋立の絶景を眺めながら、宮津の味を堪能してください。
<データ>
Cafe du Pin 千歳
宮津市文珠468
TEL:0772-22-1313
営業時間:9時00分〜18時00分
定休日:不定休
https://www.instagram.com/cafedupin/<外部リンク>
おばあちゃんから受け継いだ台所から生まれる手作りパン
宮津市~与謝野町を中心に走る「ばばぱん96(くろ)」。こちらのパン屋さんは、店舗を持たず車で移動販売をしています。というのも、今は実店舗をオープンさせるための準備段階で、多くの人にお店を知ってもらうために移動販売をしているのだそう。
店名の「ばばぱん」は、店主・黒田さんのおばあちゃん(=ばば)が使っていた、昔ながらの台所を使ってパンを作っていることから名づけられました。ちなみに“96”は、店主の「黒田」や愛犬の誕生日(9月6日)など、黒田さんにとって特別な数字なのだとか。なので読み方も「くろ」なんですよ。
そして、パンに使われている野菜のほとんどは、黒田さんのおじいちゃんが持っていた畑で栽培されたものを使っています。写真左は自家栽培のジャガイモを使った「じゃが明太ちーずすてぃっく」。ジャガイモと明太子とチーズの相性は殿堂入りですよね。チーズの香ばしさと明太子の旨味が食欲をそそります。そこにジャガイモをプラスすれば、満足感たっぷりのパンの出来上がり。
写真右は「ほわいとべーこんふれんち」。ベーコンと自家製ホワイトソースで炒め、フレンチトースト風に仕上げた一品です。フレンチトーストはなんといってもパン生地にしみ込んだ卵が要。それがホワイトソースともなれば、おやつにもおかずにもなる絶品料理になること間違いなしです。
続いては写真左「夏野菜かれーすてぃっく」。こちらは夏限定のパンで、同じく畑から獲れたトマトやナス、ピーマンなど彩り豊かな夏野菜がぎっしり!さらに上からチーズをトッピングしているので、カレー好きには堪らない贅沢盛りとなっています。
写真右は「がりぽてさんど」です。こちらには、ニンニクと玉ねぎを入れた、大人向けのポテサラをギュッと詰め込んでいます。ニンニクが効いているので、お酒のおつまみにもぴったり。
ばばぱん96の販売は少し遅めの16時頃にスタート。月曜は与謝野町の岩滝・野田川・加悦エリアを、火曜・金曜は宮津市内、木曜は府中・日置方面を回っています。お店のInstagramやLINEで販売場所をお知らせしているので、事前にチェックしてから行ってみてくださいね。
ゆくゆくはおばあちゃんが遺した台所や食器、机などをそのまま使った古民家カフェを開くのが目標なのだそう。どんなお店になるのか、ばばぱんを食べながら楽しみに待ちましょう!
<データ>
ばばぱん96(くろ)
営業時間:16:00頃~
定休日:水曜、土・日・祝日
https://www.instagram.com/babapan.96/<外部リンク>