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寒くても見に行きたい!!宮津の美しき冬の絶景スポット
こんもりとした雪がまちを覆い、あたり一面が銀世界に包まれる宮津市の冬。冷え込みは厳しいけれど、雪が降るからこそ見られる美しい景色もあります。今回は寒くても見たくなる、冬にしか出合えない宮津の「絶景スポット」をご紹介します。
深雪に包まれる静寂の絶景 成相寺
成相山の中腹に位置する古刹「成相寺」。四季折々の景色が美しく、中でも雪景色に佇む五重塔の美しさは別格。成相寺の由来は、大雪の際、餓死寸前となった僧侶が生きるために願った望みを、ご本尊の観音様が叶えたことから「願い事が必ずかなう(成り相う)」と名付けられたと伝えられています。深雪に包まれた景色は、まさに由来の情景を映し出したかのよう。一帯が白く静寂に包まれた美しさに魅了されます。
水面を渡る幻想的な京都丹後鉄道
水面から立ち上がる霧の中を進む「京都丹後鉄道」。こちらは冬の風物詩として知られる「気嵐(けあらし)」といわれる自然現象で、冷え込みが厳しい早朝、水面に近いところの空気が急激に冷やされることによって見ることができます。早朝の凛とした空気の中、約550メートルの「由良川橋梁」を渡る京都丹後鉄道の幻想的な光景は感動的。発生条件がそろい、運の良い時にしか見ることができませんが、一度は見て見たい宮津の景観のひとつです。
雪に染まる天橋立
日本三景のひとつとして知られる「天橋立」。宮津湾と阿蘇海を南北に隔てる全長約3.6キロの砂嘴が雪に覆われる姿は、まさに冬限定の絶景です。天橋立の北側にある傘松公園と、南側の天橋立ビューランドからは「股のぞき」で天橋立を望むことができます。股のぞきによって逆転した天地に架かる天橋立は「昇龍観」と「飛龍観」といわれ、天に昇る龍の姿に例えられていますが、この季節のみ天橋立が雪に覆われ、まるで“白龍”のような姿を見せてくれます。
天橋立の絶景を楽しむビューポイントついて詳しくはこちらの記事をチェック
雪山に羽ばたく鳥の山頂絵
小田地区にある杉山には、山肌の一部にまるで大きな鳥が羽ばたいていような模様が浮かび上がっています。これは広葉樹林の中に生えた杉が色濃く浮かび上がり、左に顔を向け大きく羽を広げた鳥の姿のような模様に浮かび上がっているのだそう。冬は雪山にこの山頂絵が浮かび上がり、凍てつく宮津の地で、今にも羽ばたきそうな力強い姿を見ることができます。
いかがでしたか?馴染みある景色も、改めて注目してみると見逃していた美しさに気付くかもしれません。この冬、お気に入りの「絶景スポット」を探してみませんか?
お写真を提供いただきましたうさだたぬき<外部リンク>さんありがとうございました!