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弁当も傘も忘れない!コロコロ変わる天気『うらにし』

印刷用ページを表示する 記事ID:0009367 更新日:2021年5月21日更新
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『うらにし』とは、晩秋から冬にかけて日本海側の北近畿や山陰、北陸地方などでみられる、季節風を伴う時雨の特徴的な天気を指す言葉です。1日の中で非常に天気が変わりやすく、晴れていると思えば急に雨が降ったり、雨が降ってきたと思ったらすぐに止んだり、空がコロコロと表情を変えます。あまりにもコロコロ変わるので「弁当忘れても傘忘れるな」といわれるほど…。

『うらにし』を知らない地域の人には厄介な天気ですが、ここ宮津では馴染みのある天気として生活の中に溶け込んでいます。

 

慣れてるからこそ感じる『うらにし』の予感

うらにし2

11月から12月の頭にかけて『うらにし』はやってきます。この時季、晴れていても「西」か「北」の空にいきなり暗い雲が発生すると『うらにし』の気配を感じることができます。
「あ、来る…」と思うと、本当にいきなり雨が降る、ある意味「素直なお天気」。

急に雲が発生して雨が降り、早い時は5分から10分程であがって、ふわっと雲が消え、いきなり晴れる。そんな気ままな天気模様が日に何回もおこります。

うらにし3

地元の人は子どもの頃から慣れっこだという『うらにし』。
特に朝と夕方に遭遇することが多いようですが、すぐに雨が止むのを知っているので、手元に傘がなくても『うらにし』に遭遇したら、しばらくどこかの軒下を借りて雨宿で凌ぐことも。すぐに止むとはいえ『うらにし』対策には「弁当忘れても傘わすれるな」と言われるように、雨具は必須アイテムです。もちろん、弁当も忘れずに! 

 

嬉しいこともある!『うらにし』からのご褒美

うらにし4

雨が降ると分かっているので、夕方、帰宅途中の子ども達に「うらにし来るから雨降るし、はよ帰りやー」と声をかける大人がいたり、些細な声かけが小さくても地域のコミュニケーションになるのは嬉しいきっかけのひとつ。

とはいえ、1日の中でコロコロと表情を変える『うらにし』は、なんだか雨に振り回されて忙しない時季にも感じますが、実は『うらにし』が過ぎた後の空には、『虹』をみかけることが多々あります。雨で鬱陶しい気持ちになることもありますが、その分、空にかかる虹を見るとハッピーな気持ちになれるのは、『うらにし』からのご褒美だと思うと、いつもより少し雨が待ち遠しくなりそうです。

次、『うらにし』に遭遇したら、雨が止むのを待って、ご褒美の『虹』を探してみませんか?

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