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年中出合える!新鮮で旨みたっぷりな宮津の地イカ

印刷用ページを表示する 記事ID:0009239 更新日:2021年5月13日更新
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するめを炙ってお酒の肴に、生で刺身や寿司ネタに、旨みが染み込んだお米が堪らないイカ飯に……。美味しい食べ方を挙げるとキリがない海の幸・イカ。宮津を含む丹後地方は、一年を通して様々な種類の美味しいイカが穫れる名産地なんです。今回は宮津の地イカの美味しさについてご紹介します。
まずは、宮津で食べられるイカの種類をチェックしてみましょう!​


​豊かな甘みが自慢の高級イカ「白イカ」

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4月頃から8月頃に旬を迎えるのが剣先イカ。水揚げされると白っぽくなることから丹後では白イカと呼ばれていますが、福井県などでは表皮の色から赤イカとも呼ばれます。長い触腕がシンボルで、ピンクがかった紫色のゲソがとても美しいのも特徴の一つです。白イカは高級イカとして知られ、他のイカはトロ箱と呼ばれる魚箱で流通することが多いのに対し、海水と酸素が入った袋に入れられ運ばれるなど手厚く取り扱われることもしばしば。
味わいの特徴は、なんといっても強い甘み! 生でも、炙って半生で食べても、一夜干しにしても美味しいのでどんな風に食べようか迷ってしまうところですが、やはり甘さと柔らかさをよりはっきりと堪能できるお刺身が一番のオススメです。

 

イカの王様!秋の味覚「アオリイカ」

地イカ

9月〜1月くらいに水揚げされ、丹後では秋イカとも呼ばれるのがアオリイカ。一昔前までは漁師の家の軒下にアオリイカの一夜干しがずらりと並ぶ様子が、秋の宮津の風物詩でした。晩秋に向けてどんどん大きくなり、中には1kgを超えるものもいることからイカの王様と称されます。よーく見ると、目の周りがアイシャドウを着けたかのようにエメラルドグリーンに光っているのが特徴です。
しっかりとした甘味に加え、イカ特有のコクや旨みが強く、ガツンと“イカらしい”美味しさが楽しめるところも王様と称される所以の一つ。肉厚で柔らかいので、こちらも生でお刺身や丼にしても、炙っても干しても美味しい万能イカです。


コリコリとした食感が楽しい「ヤリイカ」

ヤリイカ

旬は1〜4月なので、京都府沿岸では冬イカとも呼ばれるヤリイカ。その名の通り槍のように細長く尖っていて、胴の部分が長くゲソは短いちょっと不思議な形をしています。他のイカに比べてタンパクで、あっさりとした味わいが特徴。身が薄いので糸造りなどにして、コリコリとした食感を楽しむのがオススメですよ。こちらもお刺身や炙り、焼きイカにして美味しく味わえます。雌は煮付けなどで、雌より大きい雄はお刺身で食べられることも多いです。


​食卓の常連さん!宮津の人々に愛される地イカ

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他にも丹後では、肉厚なコウイカ、干したり煮込んだりするのに適したスルメイカ、海底から底曳網で獲られる小さなホタルイカなど、様々なイカたちが水揚げされます。
海辺の街・宮津の人たちにとって、イカはとても身近な食材。お刺身やイカ飯として、よく日々の食卓に上ります。そして、スーパーや魚屋さんにホタルイカが出てきたからもう春だな、アオリイカが出てきたからもう秋だなといった具合に、季節の移ろいを感じさせる存在でもあるのです。


​極上の甘さを堪能!春夏のごちそう「白イカ」を食べてみた

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今回地イカについてお話をうかがったのは、天橋立傘松公園へと続くケーブルカーの府中駅前に佇む、丹後の新鮮な魚介類が味わえるお店「よし乃や」のご店主。季節のイカについて教えてくださっただけではなく、自慢のお料理も振る舞ってくださいましたよ! 今回は白イカの美味しさを、たっぷり味わってきました。

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まずいただいたのは「季節の地イカ贅沢丼」。生の白イカの身とゲソが贅沢に乗った一品です。生の白イカをさっそく食べてみると、その甘さにびっくり。噛めば噛むほど強い甘みが口の中に広がり、歯応えはありつつもとろけるような不思議な食感と相まって、なんとも幸せなお味です。卵黄と生姜、お醤油が白イカの甘さと旨みを引き立ててくれています。お刺身にはわさびを合わせがちですが、生のイカは生姜とも相性バッチリなのでぜひお試しを。

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続いていただいたのは「季節の地イカ姿ステーキ」。大きな白イカがまるまる1匹登場です! こうして見ると、透き通るような白さや長い触腕がよくわかりますね。こちらもイカそのものの美味しさを存分に感じられる一品です。

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肉厚な白イカを少し炙ると歯応えと風味がグッと増し、これまた美味しい! 甘みもより感じられるようになります。

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レモンを絞って爽やかに食べるも良し、マヨネーズ&醤油で味変するも良し。そしてシンプルに塩でいただくのも、イカそのものの味をダイレクトに感じられてオススメです。実際に食してみると、白イカの人気の理由がよくわかりました。
どちらの品も春~秋は白イカ、秋~春はアオリイカで提供されます。

イカ釣りスポットとしても名高い宮津

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宮津・天橋立周辺は人気のエギングスポットとして有名。エギングとはイカ釣りのこと。「エギ」と呼ばれる疑似餌を使ってイカを釣るため、そう呼ばれるのだそうです。イカが旬を迎える頃には、防波堤に釣り客がずらりと並ぶこともしばしば。美味しいイカを求めて、遠方からやってくる人も。
しかし人気の裏では、ゴミを放置して帰る人がいるなど、問題も起こっています。「釣り場にゴミを残さない」「迷惑駐車はしない」など、守るべきルールも存在します。ぜひ、マナーを守って楽しみたいですね。

季節ごとの美味しいイカに出合える街・宮津。ぜひ何度も訪れて、その美味しさを食べ比べてみてくださいね。

 

<データ>
よし乃や
京都府宮津市大垣48
交通アクセス:京都縦貫自動車道「与謝天橋立IC」から車で約15分
TEL:0772-27-0125
営業時間:8:30〜17:30
定休日:無休
ホームページ https://www.amanohashidate.jp/food/yoshinoya/<外部リンク>

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