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第9回 飯役社(いんやくしゃ)と丹後国府

印刷用ページを表示する 記事ID:0004990 更新日:2021年1月29日更新
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飯役社と丹後国府

 現在、溝尻から東に少し進んだ国道178号線のかたわらに、飯役社はひっそりと佇んでいます。この神社に立ち寄る観光客は、ほとんどみられませんが、周辺には「飯役前」「飯役後」「飯役浜」「飯役ノ上」「飯役立」など、飯役社に関連する地名(小字)が広い範囲で認められ、かつては広大な境内を誇っていたと思われます。

 

 ところで「飯役」は、「印鑰」が転化したものと考えられ、「印」は政務に必要な印鑑を、「鑰」は倉庫の鍵を意味します。仕事の引き継ぎを「印鑰渡し」というように、「印鑰」は職務・職権の象徴とされています。

 

 日本各地には、古代の国府跡に近接して印鑰神社がみられます。国府で使われた国印と、倉庫の鍵(鑰)を祀ったものとされ、平安時代につくられた神社と考えられています。これまで、丹後国府の所在地は不明のままですが、飯役社の存在は、少なくとも平安時代の丹後国府が、近い場所にあったことを暗示します。

 

 注目されることが少ない、小さな神社にも、歴史を紐解く重要なヒントが隠されています。

 

宮津の歴史

■■原始から古墳時代■■

■■奈良・平安時代■■

■■鎌倉・南北朝・室町時代■■

■■古代・中世・近世■■

 

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