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このまちが舞台 井筒屋劇場 〜小嶋 海平さん、小中 太 さん 大島〜

印刷用ページを表示する 記事ID:0004493 更新日:2020年11月20日更新
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小嶋さん、小中さん

 

宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。

 

今月は、大島で民宿「井筒屋」を営まれている小嶋海平さん、小中太さんご夫妻のご紹介です。

 

お二人は、関西の劇団で活躍されていた際に出会われ、ご結婚されました。

 

海平さんは、実は宮津の出身。祖父母の民宿を継ぐのを機に、約5年前、宮津に戻ってこられました。

 

なにもかもがゼロスタートだったと回想するお二人。海平さんは料理の経験がなく、民宿と修行先の仕出し料理屋を往復する日々を送り、太さんは、知り合いがいない中でのスタートでした。先代と意見が食い違い、衝突もあったとか。それでも、地域の人たちに助けてもらいながら、軌道にのせることができたといいます。

 

民宿を経営しながら、頭によぎるのは演劇のこと。まちの人の関心も高かったそうですが、宮津には劇場がないなどの理由から、当初は難航したそうです。それでも、昨年11月、まちの人やかつての演劇仲間の協力を得て、ゲストハウス「ハチハウス」で朗読劇『ガラスの動物園』を上演されました。本番は満員御礼。滅多に演劇が上演されない宮津に新しい風を吹かせました。

 

お二人は、これからの宮津での演劇活動に可能性を見いだしておられ、今後は民宿を経営しつつ、年に一度の演劇公演を目指されます。宮津の中で演劇の輪を広げること。そして自らの人脈を生かし、京都や大阪の演劇人と交流していくことも考えているそうです。

 

民宿「井筒屋」は、演劇を通して人が訪れ、去っていく、港のような場所になるのでは、と感じました。宮津から演劇人が誕生するのも、そう遠い話ではないかもしれません。

 

2020.11月号広報誌

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