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宮津伝統の技“紙すき”で卒業証書を作成
12月3日に府中小学校6年生9人が、4日に日置、養老小学校6年生10人が、府立丹後郷土資料館旧永島家住宅で、畑はた地区に伝わる伝統の技「紙すき」で自分たちの卒業証書を作成しました。
紙すきの先生は、紙すき同好会のメンバー13人と資料館学芸員の青あおえともひろ江智洋さん。子どもたちは、下処理を終えたコウゾの繊維から小さなごみを取ったり、木の棒で叩いて繊維を切ったりと、初めての体験を楽しみました。
紙すき同好会の台だいたにむつこ谷睦子会長は「子どもたちに宮津でも紙すきができることを知ってもらいたい。いつか地元の伝統で、自分で作った卒業証書を見て思い出してもらえれば」と話されました。
畑地区に和紙作りが伝わったのは500年ほど前といわれており、昭和50年頃まで作られていたそうです。