ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

My Place マイプレイス ~まちの安全を守る朝の日課~

印刷用ページを表示する 記事ID:0024708 更新日:2024年12月20日更新
<外部リンク>

 

 宮津で「輝く人」を紹介する「My-Place」

宮﨑将さん

  「おはよっ」歯切れのよい挨拶が響く、栗田小学校正門前。ここで毎朝、登校時の見守り活動をするのは、宮津・与謝防犯推進委員協議会栗田支部長の宮﨑将(みやざきすすむ)さんです。宮﨑さんは、雨の日も風の日も、子どもたちの登校前に、自宅から700m離れた学校まで歩いて向かいます。7年程前に他市で起きた、通学中の児童たちが交通事故に巻き込まれる痛ましい事故をきっかけに、「協議会のベストを着て歩けば、注意喚起になるはず」という想いからこの活動を始められたそうです。宮﨑さんは、ご自身の活動を、自分自身の健康のためになるので「ながら見守り」だとお話されます。初めは一人で始まった活動ですが、民生委員の方に加え、次第に学校の先生や他の防犯推進委員の方、駐在所のご夫婦も応援に駆けつけてくれるようになりました。今では子どもたちが多くの大人に見守られ、通りがかった保護者、地域の方も含めた賑やかな朝の挨拶が飛び交う、そんな光景が日常になっています。お父さんと手をつないで恥ずかしそうに挨拶をする園児から、颯爽と自転車で通学する高校生まで、色んな年代の人が交差する景色は、教育機関が一カ所に集まる栗田ならでは。
 「子どもたちからはとても元気をもらえますよ。ハイタッチもしたりしてね」そういって嬉しそうに見せて下さったのは、同じ防犯推進委員の山本さんとともに、園児や児童たちから何かを渡されている写真。「手作りメダルとメッセージの寄せ書きをもらいました。雪の日も立ってくれてありがとう、と。感謝やねぎらいの言葉をもらうとやりがいや幸せを感じます」と目を細めます。
 これから防犯のほか、防災のためにも何かできたらと話す宮﨑さん。地域のために動くその原動力となっているのは、栗田で生まれ育った宮﨑さんが抱く、地域の未来に向けた想いです。「栗田って本当に良いところなんですよ。活気のある地域であり続けてほしいです。この地で育まれた子どもたちがいつか、自分が育った場所を懐かしみ、帰りたいと思えるようにしたいですね」
 安心安全に暮らせるまち、栗田。そのために宮﨑さんは今日も歩き続けます。

 

公式Facebookへのリンク<外部リンク>公式Twitterへのリンク<外部リンク>公式Instagramへのリンク<外部リンク>