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My Place マイプレイス 「人が集う畑を目指して」 

印刷用ページを表示する 記事ID:0023593 更新日:2024年9月20日更新
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 宮津で「輝く人」を紹介する「My-Place」


マイプレイス

 さらさらと葉の揺れる心地よい音が一帯に広がる上宮津の耕作地。今回は、この地で、新規就農2年目の農家として「おのののうえん」を営む小野悠真(おのゆうま)さんにお話を伺いました。
 兵庫県出身の小野さんが宮津に移住したのは3年前のこと。「自分がまさか農家になるとは思ってもいなかった」と振り返ります。大学進学時、なんとなく選んだ農学部では、稲の遺伝子について研究。自然豊かな環境で大学生活を過ごす中で、外で働く方が性に合っていると感じた小野さんは、群馬県の農業法人での経験を経て、自分自身の農園を持つことを目指し始めました。
 そんな時、縁あって訪れたのが上宮津。移住までの半年間、宮津へ通いながら、地域の方の農作業を手伝ったり、土地の一部で自分で作物を育てたりしました。「上宮津の景色が好きなんです。そして人の温かさ。これが移住の決め手になりました」と笑顔を見せます。
 現在は、季節ごとの野菜を栽培し、この秋には生姜やサツマイモ、やまのいもの収穫が控えています。新しい土地で始めた農業について、「難しさはあります。堆肥作りなど、まだまだ勉強中です」とお話されます。
 そんな小野さんが目指すのは、「人を呼べる農園作り」。おいしい野菜作りはもちろん、風景に馴染んだ美しい畑作りを心がけているそう。担い手不足の課題がある中、地域の方からは「棚田などの景観を守ってほしい」と声をかけてもらうこともあると言います。「皆さんの期待に応えられるように今できることを精一杯やっていきたいです」と意気込みます。また、農作業体験等も積極的に受け入れており、「畑に遊びに来てもらえるのはとても嬉しいです」と小野さん。
 美味しい野菜を届けたい。そして、上宮津という地域の美しさを広く伝えたいという小野さんの農業は、自らの農園だけでなく、地域とのつながりの中で営まれていました。
 「実は、一人での作業は寂しいんです。畑で声をかけてもらえるのはとても嬉しいですよ」と、くしゃっと笑います。目印は、つなぎと傘帽子!人が集う農園を目指す、小野さんの取組に注目です!

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