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MY PLACE マイプレイス  「地域のために、丁寧に」

印刷用ページを表示する 記事ID:0022591 更新日:2024年6月20日更新
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 橋田 勝

 宮津で「輝く人」を紹介する「My-Place」。

 キラキラと水面に光が反射する養老の海を「すごくきれいでしょう」と、郷土愛に満ちた眼差しで見つめるのは橋田勝(はしだまさる)さん。養老・日ヶ谷・世屋・日置地区で交通空白地有償運送を運行する「橋北移送サービス運営協議会」の会長を務めています。橋田さんはこれまで、自営業の傍ら、学童保育の運営など様々な形で地域を元気にするために尽力されてきました。
 きっかけは20 年ほど前。同郷の大学教授との交流で刺激を受け、「自分たちも養老を元気にするために何かできないか」という想いが膨らんだと言います。
 学校の長期休業中に子どもを預けられない親のために学童保育を開設した際は、退職した教員や近所の方の協力を得ながら、春には山菜取り、夏は海水浴、 冬には子どもたちが摘んだヨモギを使った餅つきなど、ただ預かるだけなく、地域の自然を活かした取組を実施し、その活動は10年以上続きました。
 そして今から4年前、運転士不足による路線バスの再編に伴い、養老地区を走る枝線バスが無くなることに。地域の交通手段を確保するために「何とかしたい」 と思った橋田さん。協議会を立ち上げ、「やるからには地域に多く暮らす高齢者でも利用しやすいようにしたい」と、路線バスのような定時定路線型ではなく、 自宅から目的地まで運ぶドアtoドア型での運行を決意しました。
 運行管理も担う橋田さんは、予約があると、利用者一人ひとりへの確認電話とドライバーさんの手配をします。「ドライバーさんも優しい人ばかり。利用者さんからも、いつもありがとうと言葉をもらいます。」とお話されました。そんな橋田さんにこれからの展望を伺うと、「多くの関係者の皆さんと地域交通という、絶対にやめられないことを始めました。地元のマンパワーで維持できるよう工夫をしながら、次の世代に繋いでいけるようにしたいです。今後も官民共助で活動していきます。「穏やかに、そして力強くお話されました。地元を思う温かな想いが、これからも地域のかけがえのない移動の足を支えます。
 

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