ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

「話し合う・創る・表現する」

印刷用ページを表示する 記事ID:0017789 更新日:2023年4月20日更新
<外部リンク>

演劇の手法を用いたワークショップ

 宮中

 3月16日、日本を代表する劇作家で、豊岡市にある芸術文化観光専門職大学の学長も務められる平田オリザ先生を講師として招き、宮津中学校1年生を対象に演劇ワークショップが行われました。
 この演劇ワークショップには、コミュニケーション能力を培う要素がたくさんありました。特に演劇を作る中で、話し合い、結論を出し、それを伝えるというプロセスを大切にしており、合意形成を図る場面がありました。講師の説明の後、班に分かれて用意された台本をもとに、自分たちで話し合って台本のセリフをアレンジし、「こういう言い方にしたら面白いのでは」「この方がもっとリアリティがあるのでは」「登場人物をこのように変えたらどうだろう」など、自由な発想で相手への伝わり方なども意識しながら話し合いを進めていました。また、同じ班の中で、自分の考えと相手の考えが違うといったことが出てきた場合は、時間をかけて話し合ったり、実際に演じてみたりしながらアイディアを出し合っていました。相手が何を望んでいるかを考え、相手を理解しながら自分の考えを伝えること、こうした折り合いをつける話し合い活動がいくつもの班で見られました。
​ 最後は、出来上がった劇を全員の前で発表。班によってキャラクター設定やセリフなど、オリジナリティのある様々な発表に会場は大いに盛り上がりました。その後は自分たちの班の振り返りやそれぞれの班をお互い評価しながら、生徒たちは表現することの楽しさや自分たちの思いを伝える難しさを感じていました。終わった後も、「もっとこうしたらよかったかも」と生徒同士で話しながら教室に戻る様子もありました。
 ワークショップを受講した林晃汰さんは「自分じゃない人柄を出すことが難しかった。キャラクターの設定は自分で考えたものや、みんなで考えたものもあって、こういう授楽は初めてでおもしろかった」と感想を述べました。

宮中

公式Facebookへのリンク<外部リンク>公式Twitterへのリンク<外部リンク>公式Instagramへのリンク<外部リンク>