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おばあちゃんの台所から届けます  〜⿊⽥ 佳奈さん〜

印刷用ページを表示する 記事ID:0016693 更新日:2022年11月18日更新
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MY-PLACE


 宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。

「おばあちゃんの台所でつくると、上⼿になる気がします」思い出がたくさん詰まった家で微笑む、(株)祐弘(ゆうこう)パン部⾨の⿊⽥佳奈さんにお話を聞きました。
 ⿊⽥さんは短⼤を卒業し、広告会社に勤めるも、体調を崩したことや、ご家族の都合もあり、3年前に宮津に帰って来ました。のびのびと働きたいなぁと考える中で、趣味だったパン作りで⽣計を⽴てようと本格的に勉強。そして店舗を持つのではなく、いつか開く古⺠家カフェのため、認知度を⾼めようと、『ばばぱん96(クロ)』という屋号で移動販売をはじめました。⽉曜は岩滝・野⽥川・加悦、⽕曜・⾦曜は宮津市内、⽊曜は府中・⽇置⽅⾯を回っています。最近は⽕曜⽇におばあちゃん家でも販売をはじめました。屋号に『ばば』が付くので、お客さんには「おばあちゃんが焼いているんだと思ってた︕」とよく⾔われるそう。
 屋号の由来は、おばあちゃんとの思い出の詰まった台所でつくるから。優しくて料理の上⼿なおばあちゃんが⼤好きだったそうです。96は⿊⽥の「クロ」、愛⽝の誕⽣⽇9⽉6⽇と意味を持つ番号。ちなみに販売する⾞のナンバーも「96」です。
 移動販売を初めてまだ半年。販売地区の買い⼿の年齢層に合わせてその⽇に焼くパンを調整しているという⼯夫も。オススメは「がりぽてさんど」。こちらは引き継いだおじいちゃんの畑から獲れた⾃家製の野菜を使っています。⼤⼈っぽいポテトサラダがふんわりとしたパンに挟まれて優しい味がします。
 今後の⽬標はおばあちゃんの家でカフェを開くこと。⼩さい頃の思い出の詰まった祖⽗⺟の家を⼤切にしたい、そしてお客さんに「懐かしい」と感じてもらいたいというのが⿊⽥さんの想い。「昔は冠婚葬祭、なんでも家でしたので美しい⾷器を綺麗なままおばあちゃんが残してくれています。それを使って『ほっこりするおばあちゃんちのカフェ』を開きたい」と思い出の詰まった家での開業の夢を語られました。

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