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力を合わせて、守りたい 〜久保添 公哉さん〜

印刷用ページを表示する 記事ID:0015464 更新日:2022年7月20日更新
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農業


 宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。

 「宮津の農家さんは、皆一人でやっている人が多いです。だからこそ、力を合わせてできることを探していきたいです」そう語るのは波路で農業を営む、久保添公哉さん。
 高知県出身で、大学進学とともに京都へ。当初は流通の仕事に就かれていましたが、結婚を機にできあがったものを運ぶのではなく「自分がつくって、自信をもって売れる、モノづくりを仕事にしたい」という想いから農家になることを決意。宮津で農業の担い手を募集していたのをきっかけにこちらへ移住をされました。
 以来、10年。当時を振り返って、初めてできた野菜を見たときは、やはり感動しましたか?「んー、きっと感動もあったでしょうけど、正直苦労した印象のほうが大きかったです。和久田(わくだ)さんに教えていただきながら、見よう見まねでやってもわからないことばかり。『売りもの』を作るということが本当に大変でした」。一朝一夕ではできない、日々の努力が私たちの食卓を彩るんだなと改めて感じました。と同時に、どんなときでも、おひとりで全てされていることの大変さ、担い手の少ない、宮津の農家の厳しい現実にも気づかされました。
 「宮津の農業はいろんな意味で非常に厳しい。ただ、担い手がいなくとも、守ろうと頑張っている人がたくさんいらっしゃる。高齢になられていよいよ難しくなって、うちの畑を使ってほしいと依頼もあり、出来る限り受けていました」そんなこともあり、今ではなんと野菜だけで70アールの畑の管理をされています。さすがに限界もあり、お断りされているそうですが、最近は一人では難しくてできないことでも、力を合わせてやればできることがもっとあるのでは?と考えるそうです。「食育、直売、観光農園、地産地消のイベントなど、農家さんと一緒にチームを組んで宮津を盛り上げたい」そして他にも同じような考えを持つ人もいるのでは、と考えておられ「宮津では一人でやっている農家さんが多いので、自由に楽しくみんなでできるコミュニティを今後は作って、協力しながら宮津の農場を守りたい」と次の目標を語ってくださいました。宮津の農業を守る同志、お待ちしています。  

 

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