本文
途絶えぬ、伝統。コロナ禍でも可能な祭礼を
巡幸3年ぶり、山王祭
5月15日、コロナ禍でも可能な祭礼の形を模索し、山王祭が行われました。
2年連続で神輿巡幸が中止となる中、山王祭の伝統を繋ぎたいという人々の強い想いから、山王宮神輿組は儀式用の小さな神輿での巡幸再開を決定。神輿とともに幡を掲げ巡幸する祭礼行列に初めて4名の女性が加わるなど、新たな試みも行われました。
また、この日は杉末自治会の皆さんによる太神楽が山王宮神殿に奉納されたほか、漁師町に受け継がれる浮太鼓も地元公園で成果発表が行われました。
漁師町浮太鼓保存会の河岸宏泰さんは「本来の形ではないので不完全燃焼なところはありますが、前に進んだなと感じています。来年こそ本来の形で実現させたい」と話されていました。