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喜んでもらうのが、何よりも嬉しい 〜増田 聡さん〜

印刷用ページを表示する 記事ID:0012839 更新日:2022年2月18日更新
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南丹ドライ

 

宮津で「輝く人」を紹介する「MY-PLACE」。


 

 法衣クリーニングという新たなサービスで、全国に顧客を抱えるのは、クリーニング店「両丹ドライ」の2代目店主の増田聡さん。おもてなしの心があふれる増田さんをご紹介します。

 家業を継ぐために一度大阪へ修行に出た後、宮津に帰ってきたという増田さん。以降30年に渡り、身につけた匠の技で、染み・汚れなどたくさんの困りごとを解決しています。
 プレス機は使わず今でも手仕上げ。力をかけることは極力せず、アイロンの重みだけで整えるのだそう。大切なものを長く使ってもらえるように、手間暇を惜しまないこだわりが随所にみられます。
 しかしそんな思いとは裏腹に、人と服との関わり方は変わっていきました。安くて品質の良い衣服が手に入り、ダメになったら買い替える。そんな消費スタイルが定着し、クリーニング業界全体が厳しい状況だといいます。

 悩んでいた時に紹介されたのが、福知山にあるドッコイセ!bizです。そこで事業アイデアの壁打ちを繰り返すうちにたどり着いたのが、お寺の法衣に特化したクリーニングです。なるべく簡単でお得なものを提供しよう――。そんな思いから、お客さんは法衣を専用の袋にいれて送るだけで、綺麗になって返ってくるサービスに。
 全国のお客さんから好評を博し、100件以上の注文を受けました。「色んな所に知り合いができて嬉しいですよ。電話では、京都人ってわかってもらうために『おおきに!』って言ったりね(笑)。」人に喜んでほしいというお人柄はクリーニング以外にも現れます。法衣を返送するときに、宮津を宣伝するための観光パンフレットなどを同梱しておられるそう。

 「ああしてみよう、こうしてみようと考えるのが楽しいんです。皆さんの困ったことがうちで解決できれば」と頬を緩ませる増田さん。綺麗になったものを見て喜んでもらいたい、その一心で毎日腕を磨き続けていくのです。

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