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みやづ歴史紀行(第4回)

難波野(なんばの)遺跡と弥生墳墓(ふんぼ)

 弥生時代になると、府中地区の扇状地に遺跡が点在するようになり、集落が面的に展開したと考えられます。
 なかでも難波野(なんばの)遺跡では、国道(府中バイパス)の敷設工事に先立って発掘調査が行われ、「方形貼石墓(ほうけいはりいしぼ)」(弥生時代中期・約2千年前)が発見されました。このお墓は、周囲に溝を巡らした方形の墳丘(盛り土)を作り、墳丘の斜面に人頭大の扁平な石を貼り付けたもので、その築造方法から「方形貼石墓」と呼ばれています。 
 日吉ヶ丘(ひよしがおか)遺跡(与謝野町)では、墳丘が長さ30メートルを超える大規模な「方形貼石墓」がみつかり、死者を葬った棺には、大量の赤色顔料や670点以上の管玉(くだたま)が副葬されていたことから、「方形貼石墓」は有力者のお墓とみられています。
 丹後では弥生時代後期(約1800年前)になると、丘陵上に「台状墓(だいじょうぼ)」が作られるようになり、なかには棺から大量のガラス玉や鉄器が出土する例もあります。ガラスや鉄は、北部九州や朝鮮半島からもたらされた貴重品で、豊富な副葬品をもつ「台状墓」は、身分の高い人物の「王」墓とされています。
 「方形貼石墓」は、丹後における「王」の出現を考える上で重要な鍵を握っており、難波野遺跡は、丹後や府中地区の弥生時代社会の解明にとっても欠かせない遺跡と言えます。

(宮津市教育委員会)

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教育委員会事務局総括室 文化振興係 (電話0772-45-1643)
ファックス0772-22-8438 E-mail:bunka@city.miyazu.kyoto.jp



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