ここまで紹介した決算内容は、1年間に「入ってきたお金」「支払ったお金」といった現金の流れに着目した家庭で言えば家計簿のようなものです。しかし、家計簿を見るだけではその家庭の実態を完全に知ることはできません。
ここでは、これまでのお金の使い道や借金の状況を示す「バランスシート」と市民サービスの状況を示す「行政コスト計算書」から、市の財政状況を紹介します。 |
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市役所のバランスシートは、民間企業のバランスシートとは少し意味が違います。市民が学校、道路、公園、土地などの財産をどれだけ持っており、その財産を持つために必要となったお金をどのように調達したかを示したものです。
平成19年度末現在の市の総資産479億29百万円に対し、借入金などの負債で調達した額が202億33百万円、これまでの世代や国・府が負担した額である正味資産が276億96百万円であるということがわかります。
〜前年度と比較すると全体的に「減少」〜
その理由は、普通建設事業の大幅な抑制により、減価償却(資産の価値から毎年一定額を減らすこと)の額が、新たに資産を作った額よりも大きかったため全体的に減少。また、負債である市債の発行額抑制や行政改革大綱による徹底した財政再建により負債が大きく減少しています。 |
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| 借方(お金を何にいくら使ったか) |
資産の部
(土地・建物、預金出資金など、将来の世代に残る財産や権利など)
1有形固定資産・・・456億37百万円
(うち土地…139億87百万円)
(1)道路、公園など… 192億26百万円
(2)学校、体育館、図書館など… 92億23百万円
(3)清掃工場、し尿処理場など… 67億51百万円
(4)農業施設、林道など… 55億96百万円
(5)保育所、ディサービス施設など…18億49百万円
(6)その他… 29億92百万円 |
※建設的な事業に使われたお金です。土地以外は減価償却をしています。
2、投資など・・・20億52百万円
(1)投資、出資、貸付金…7億83百万円
(2)基金… 12億69百万円 |
3、流動資産…2億40百万円
(1)現金・預金… 8百万円
(2)未収金(税など)… 2億B2百万円 |
※現金やすぐにお金にできる基金、未収納の税などです |
資産合計…479億29百万円
(前年度比 △10億円) |
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| 貸方(お金をどこから調達したか) |
負債の部
(市の借金や将来の職員の退職金など、将来の世代が負担する地方債や未払金、引当金など)
1固定負債・・・188億3百万円
(1)地方債… 165億78百万円
(2)退職給与引当金…22億25百万円
(市職員が全員退職した場合) |
※返済期間が1年以内の借入金や、全職員が退職した場合の退職金などです。
2、流動負債…14億30百万円
※1年以内に返済が必要な借入金や未払金などです。
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負債合計・・・202億33百万円
(前年度比 △6億26百万円) |
正味資産の部
(国、府の補助金や税金など、今までの世代や国・府の負担額)
1、国庫支出金…58億68百万円
2、府支出金…66億33百万円
3、一般財源など…151億95百万円 |
正味資産合計…276億96百万円
(前年度比 △1億74百万円) |
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負債正味資産合計…479億29百万円
(前年度比△10億円) |
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行政コスト計算書は、市が福祉や教育などの行政サービスをしていく上で、そのコスト(原価・費用)がいくらかかっているかを表します。なおコストには、人件費や物件費、扶助費など実際に支払っている経費のほか、減価償却費や職員退職給与引当金など、実際には支払ってないものの将来支払わなければならないと見込まれる経費も含まれます。
〜前年度と比較すると「減少」〜
その理由は、行政改革大綱による人件費の削減や事業の厳選等により徹底したコスト削減を継続したことなどから、行政コストが減少したものです。
| 平成19年度 |
| 実際にお金を払ったもの |
実際にはお金を払っていないけれど、
将来必要な経費としていれたコスト |
人にかかる人件費
物を買った経費
助成金や補助金
借金の利子など |
職員の退職金に必要な経費
施設が古くなって価格が下がった分(減価償却費) |
| 行政コスト総額=95億82百万円 |

5億30百万円の減少 |
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【行政コスト総額の推移】
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