現在の位置: トップ > お知らせ > 〜宮津の優れた建築技術を継承 天橋作事組

最終更新日:2013年4月1日(月曜日) 15時37分  ID:2-2-5-931     印刷用ページ

〜宮津の優れた建築技術を継承 天橋作事組情報発信元:総務課秘書広報係

(広報誌みやづ平成22年6月号に掲載した内容です)

会 長 大村 利和さん
連絡先 050・3649・7655

  今回は、地域の伝統建築を守り、再生する仕組みづくりを目的に設立された「天橋作事組」を紹介します。
 会長の大村利和さんにお話をうかがいました。

地域の建物を
 自分たちで守る
 
  「作事」とは、耳慣れない言葉だと思いますが、家屋などを造ったり、修理したりすることです。天橋作事組は、建築士や工務店などの技術者が中心となり、今年3月に設立しました。地域に残る素晴らしい建物を守り、再生する。また、これに必要な技術を継承する仕組みをつくっていこうと立ち上げたものです。
 きっかけは、大きく二つあります。一つは、宮津市が一昨年景観形成団体となり、町並み景観を地域振興に生かしていこうというスタンスを打ち出したこと。もう一つは、地域の建築業界を取り巻く環境です。私も工務店を経営していますが、不況や地域の地盤沈下などによって、大変厳しい状況にあります。 
 近年、高い技術を持つ市内業者の倒産も相次いでおり、このままでは宮津の優れた建築技術がなくなってしまうのではないかと、強い危機感を持っています。
 宮津の「まちなか」は、素晴らしい建築物の宝庫です。旧三上家住宅や今林家住宅、カトリック宮津教会、今年4月には清輝楼、茶六本館も文化財指定されました。また、文化財だけでなく、一般住宅にもいい建物がたくさんあります。そして、こうした建物の多くが、住宅、旅館として現在も使われており、展示物としてでなく、まさに生活の中に溶け込んでいます。
 建築したのは、誰でもない私たちの先人「宮津の大工」です。丹後は、雨が多く多湿で、日当たりも悪い上に、重い雪が積もるという木造建築物にとって厳しい条件。そんな中で、百年、二百年もつ家屋を求められたことで、その技術を高めていったのだと思います。このような歴史、文化の中で、脈々と伝えられている技術を、次の世代に引き継ぐことは、現在宮津で建築に携わる私たちの責務だと思っています。


地域全体で 守り
生かす仕組みを
  
 技術を身に付けるためには、現場(仕事)が必要です。つまり私たち技術者だけで守れるものではありません。建物の所有者、近隣の方の理解、また地域としてこうした建築を守っていこうという気運の高まりが欠かせないものです。
 個人個人で価値観が違い、難しい面はありますが、作事組では、市民等を対象にした相談会、講座なども開催する予定です。ぜひお越しいただきたです。
 宮津の建築物を、地域を熟知した地元の大工が守り、再生する仕組みを作っていく。建築という面での自立循環となり、建築業界だけでなく、地域経済全体の活性化にもつながるのではないかと思っています。
 

画像2:旧三上家住宅 主屋棟の土間。上部には、松材をそのまま使った豪壮な梁、垂木を扇状に打つ扇垂木が見られます

画像3:建築を志す若者に宮津の建物の良さを感じてもらおうと、宮津高校建築科の生徒と今林家など市内の文化財を見学

画像4:風情のある建物が多く残る新浜地区。今年度は、この地域の建築物の調査事業も実施


カテゴリ

  • くらしの情報
教育・文化
まちづくり・自治会
最終更新日:2013年4月1日(月曜日) 15時37分  ID:2-2-5-931     印刷用ページ

情報発信元

住所
626-8501 京都府宮津市字柳縄手345-1
電話番号
0772-45-1604
ファックス
0772-25-1615
この部署・施設へのお問い合わせ

アンケート

より良いウェブサイトにするため、ぜひご協力ください。
Q.このページの情報は、あなたのお役に立ちましたか?

現在の位置: トップ > お知らせ > 〜宮津の優れた建築技術を継承 天橋作事組