現在の位置: トップ > お知らせ > NPO法人 ブルーシー阿蘇

最終更新日:2013年4月1日(月曜日) 14時59分  ID:2-2-5-915     印刷用ページ

NPO法人 ブルーシー阿蘇情報発信元:総務課秘書係

(広報誌みやづ平成21年2月号に掲載した内容です)

理事長 松森豊己さん
電 話    46-4943

 今回は、阿蘇海の浄化を中心に環境という視点から、まちづくりに取り組まれているNPO法人「ブルーシー阿蘇」を紹介します。
 理事長の松森豊己さんにお話を伺いました。

美しい海を取り戻そう
 
 阿蘇海浄化に向けた研究や取組みを進めるため、平成18年にNPO法人を立ち上げ、現在23人のメンバーで活動しています。
 阿蘇海は、25年ほど前は、年約20トンの漁獲量がある豊かな海でした。しかし今では、約7トンと激減しています。魚が住みにくい環境になっていることに、環境的危機感と関心を覚え、「日本三景に相応しい美しい海を取り戻したい」との思いが取組みの原点です。  
 
阿蘇海のヘドロは
まちづくりの大切な資源
  
 阿蘇海の汚濁の原因は、海の浄化能力を超えるヘドロです。阿蘇海に限らず閉鎖的な水域では、世界的な課題と言えます。一般的には、海底のヘドロを取り除く浚渫(しゅんせつ)という方法が取られていますが、これには莫大な費用がかかります。
 そこで考えたのが、ヘドロを活用するということです。ヘドロを化学処理し、ゼオライトという物質を生成することに成功しました。ゼオライトは、土壌微生物が住みやすく、保肥力、消臭、吸水性に優れた粘土で、堆肥づくりに最適の物質です。このゼオライトを生ごみ処理に利用することで、浚渫費用を捻出し、かつごみ処理経費を削減する経済的仕組みがつくれると考えています。NPOでは、昨年1月から隣組での生ごみの共同堆肥づくり(宮津方式)を始め、農作物や花づくりにも、少しずつ取り組んでいます。
 現在、宮津市の処理するごみの総量は約1万1千トン、処理費として約3億3千万円かかっており、排出されるごみの約65%が可燃ごみという状況です。仮定の話になりますが、現在焼却書類している可燃ごみを生ごみは堆肥化、残りの紙や布ごみはペレット化し、燃料として利用した場合、市のごみ処理費用が大きく削減できます。また、二酸化炭素は約9千トンの排出が削減でき、阿蘇海のヘドロは2千5百トンが削減できることになります。
 このほかにも、ヘドロの性質を調べると、吸湿性と放湿性に優れていることが分かりました。この性質を真夏のヒートアイランド現象の解消に生かせないかという研究も行っています。
 こうして考えていくと、汚濁の原因で邪魔者だったヘドロが、今では宝の山であり、宮津のまちを再生するための大切な資源であると思えてきました


世界に名だたる
環境都市を目指して
  
 先に申し上げましたが、閉鎖的な水域の汚濁は、世界的な課題です。この課題を世界に先駆けて、環境に負荷をかけない方法でクリアーできれば、環境都市として強くアピールできます。
 環境(エコ)は21世紀の重要なキーワードであり、この方式が実現できれば、まちの大きな魅力となるはずです。
 NPOでは、堆肥を利用する栽培農家やそこで作った作物を料理に出す旅館など、今の取組みの輪を少しずつ広げながら、データの収集・研究を進めていこうと思っています。
 そして最終的には、市役所が旗振り役となり、全市的な取り組みになればと期待しています。
 逆転の発想ですが、宮津市のような小さな都市だからこそ、市民一丸となった取組みが実現できるはずだと確信しています。


カテゴリ

  • くらしの情報
生活環境
健康・福祉
まちづくり・自治会
最終更新日:2013年4月1日(月曜日) 14時59分  ID:2-2-5-915     印刷用ページ

情報発信元

住所
626-8501 京都府宮津市字柳縄手345-1
電話番号
0772-45-1604
ファックス
0772-25-1615
この部署・施設へのお問い合わせ

アンケート

より良いウェブサイトにするため、ぜひご協力ください。
Q.このページの情報は、あなたのお役に立ちましたか?

現在の位置: トップ > お知らせ > NPO法人 ブルーシー阿蘇