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最終更新日:2013年3月28日(木曜日) 14時00分  ID:2-11-76-830     印刷用ページ

中学生の主張大会 PTA協議会会長賞「自分」情報発信元:社会教育課社会教育係

日置中学校3年 吉田 彩華さん

 皆さんは、自分の性格が好きですか?私は自分の性格が嫌いです。負けず嫌いで、そのくせのんびりマイペース。特に自分の性格を一言で表すと、怠け者です。
 そんな私にも将来の夢があります。それは、エレクトーン奏者になることです。
 私は幼い頃からエレクトーンを習っています。毎年、一人で演奏する大会がありますが、私はいつも余裕を持ちすぎて、本番前ぎりぎりにならないとエンジンがかかりません。ぎりぎりになって、泣く泣く練習をしているという状態です。
 私は、ここ二年間練習を怠けていました。そのせいで、この二年を棒に振ってしまったと感じています。
 練習しようという気持ちはあっても、心の中に弱い自分、怠け者の自分が出てきて語りかけてきます。まだ本番までに時間があるし、ちょっとくらいテレビを見ても大丈夫だ。結局、つけたテレビに見入ってしまい練習ができなかった、そんなことが何度もありました。
 実は、私の母はエレクトーンの先生です。私自身は別の先生からレッスンを受けていますが、母も先生なので私が練習しているといつもアドバイスをしてくれます。私は、苦手な譜読みは母に聞いて教えてもらうなど、本来ならばすべて自分でしなければならないところを、母や先生に助けてもらっています。
 だから、今はまだ弾けていないけれど、大会直前には、母や先生がなんとかしてくれるはず、とそんな甘い考えがいつも出てしまいます。それで私は、余裕を感じてしまっていたのだと思います。
 そんな甘い考えの自分に訪れた最大の失敗。それは、中学二年で出場したエレクトーンの大会の時でした。
 私は前の年よりレベルの高い、クラシックを豪華にアレンジした曲を選びました。難しい曲なので、弾きこなすには技術的に相当な練習が必要でした。それなのに、そこで怠け者の私が出てきて、結局十分な練習をせずに本番を迎えました。
 舞台へ出て演奏を始めた私は、曲の途中で間違えて、止まってしまいました。私は頭が真っ白になって、その後の演奏は自分でも覚えていないくらいぼろぼろになってしまいました。どうにか最後まで演奏はしましたが、大勢の前でぼろぼろな演奏をして大恥をかき、悲しくて悲しくて打ちのめされました。
 恥ずかしい、悔しい、悲しい。そして大きな後悔におそわれました。「計画的に練習していればよかったのに。こんなはずじゃなかったのに。」
 今までの大会でも、直前の母の特訓のおかげで、何度か入賞でき、次の京都大会に出場したことのあった私は、今回もなんとかなると自信過剰になっていました。そして、たいした練習もせずに「なんとかなるわ。」という甘い気持ちで舞台に挑んで、大きな落とし穴に落ちてしまったのです。
 冷静に考え直せば、「なんとかなる。」なんて考えはあってはならないことでした。「どうしてこんなにも私は、同じ失敗を繰り返してしまうのだろうか。」一年生の大会の時もあまり練習できず、中途半端な演奏になっていたことを思い出しながらそんなことを考えていました。
 そしてはっと思い当たることがありました。それは、失敗した際に反省をしないということでした。自分の悪かった所、失敗した所をしっかり見つめて、次につなげる。そういうことができていなかったということに気付きました。
 ある時、母が私にこんなことを言ってくれました。「彩華はやったらできる。どんなプロだってみんな努力してるんだよ。努力したから今活躍してるんだよ。」プロだって努力している。努力。その言葉が私の心に深く響きました。
 その時を境に、私は努力という言葉を頭に入れて、エレクトーンの大会のリベンジに向け、今度は自分だけの力で練習に励みました。一人ということで練習時間も倍以上かかりましたが、精一杯努力しました。その努力が実り、今年の大会では見事優秀賞を獲得できました。本当に努力は人を裏切らないんだとこの時確信しました。
 と同時に、これまで私は周りから支えられていたことに気付きました。夜遅くまで練習をして音をたてている私に文句一つ言わず見守ってくれる父、そして兄。いつもアドバイスをしてくれ私を支えてくれる母や先生。
 私は家族や先生がいなければ、ここまで成長できなかったと思います。母、先生、家族、そして周りの人々への感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
 私の心の中の辞書に刻まれた「努力」と「感謝」という二つの言葉。この言葉を胸に、これから一歩ずつ夢に向かって、たくさんの壁を乗り越えていこうと思います。
 弱い自分、怠け者の自分を克服して、人に支えられるだけでなく、人を支えられるような、そういう人間に私は生まれ変わりたい!

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