写真提供:京都府立丹後郷土資料館
丹後国府中籠神社経塚出土品
一、銅経筒       二口 文治4年(1188)
一、菊花双雀鏡     一面
一、線刻如来鏡像   一面

昭和3〜6年の本殿改築時に拝殿の東側で出土したと伝える。 経筒は2口とも銅鋳製でほぼ同じ大きさである。底には別鋳の銅製円板をはめこむ。被蓋は一つは鈕がなく、他は宝珠鈕を付す。鈕を有する方には鈕座一段が造り出されている。  2口とも筒身側面に、針書のやや大き目の字で銘文五行が陰刻されている。ともに文治4年(1188)に采女秋重等が法華経一部十巻を書写し納めたことが記される。その願意は銘文右では沙弥西念の尊霊の往来極楽のためとしている。おそらく采女秋重等が存世の母尼向妙と物故した父沙弥西念のために埋納を行ったのであろう。経塚築造の意図が追善供養へと変化していることが知られる。  共伴している和鏡のうち、桜花双鳥鏡の鏡面には、火焔付の光背を負い蓮華座上に結跏趺座する阿弥陀如来が線刻であらわされている。
重要文化財 数 量四点
美術工芸品 年代等鎌倉
考古資料 所有者籠神社
府中地区 所在地字大垣